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蜂

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4 - 第4話

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2024年05月13日

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次の収録日に捕まえる。

阿部とマネージャーはそう話している。

テレビ局側も協力すると言ってくれた。

同じ楽屋。

同じくらいの時間。

同じ格好の人物。

前回と一緒だった。

今回は楽屋の中にマネージャーがいる。

1番近い角の陰にはテレビ局側の人間。

阿部は防犯センターでカメラを見ている。


阿部ーマネさん、行ったよ。


女の人が飛び出してきた。

角を曲がろうとして、テレビ局側の人間に止められる。

マネージャーも追って出て来る。

阿部も防犯センターから楽屋に向かった。

女の人はやはり蜂萱さんだった。

マネージャーは虫取り網でスズメバチを捕まえていた。


阿部ー目的は?

蜂萱ー私を忘れているでしょう?

阿部ー話したことありますか?

蜂萱ー阿部さんがあの番組に初めて参加した時。

阿部ー僕、何を言いましたか?

蜂萱ー私も初めての仕事だったんです。お互い頑張りましょうねって言ってくださって。そのうち、挨拶だけになって、会釈だけになって。「頑張ってください」って言ったら、「初めまして」って言ったんです。私は忘れられてました。

阿部ー・・すみません。

蜂萱ー初めて挨拶してから、毎回あのスタジオにはいたのに!

阿部ーごめんなさい。

蜂萱ーたかがADなんて忘れても平気なんですね?

阿部ー返す言葉がありません、すみません。


忘れられてしまった寂しさから、嫌がらせ行為をするようになってしまった。

阿部は、反省した。

裏方あっての番組だから、気をつけようと決めた。


阿部ー彼女の涙が痛かった。

目黒ー忘れちゃいけないことだったね。

阿部ー反省してます。

目黒ー同じことしなければいいじゃない。

阿部ー頑張る。

目黒ーさ、暗い話は終わりにして、ご飯食べよう?

阿部ーん〜。

目黒ー引きずっちゃダメ、次からは気をつければいいんだから。

阿部ーん。

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