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【僕達は、恋人同士だった】

知らなかったのは、僕だけだった。




僕がポートマフィアの本拠地へと着くともう空は暗黒の世界へと染まっていた

僕は中に入るなり急いで階段を駆け上がった、

其処ら中に血塗れの死体がゴロゴロと転がっている

僕は其れを足蹴にしながら彼奴の居るであろう屋上へと向かう

全部思い出したのだ、太宰治の事を

彼奴は違う世界で僕の愛人だった

太宰治、国木田に毎日ギャンギャン叱られ、自殺願望な癖、

僕に付き合いましょうとほざいていたあの馬鹿だ

僕はあんな奴でも心の何処かで必要としていて、唖然、愛していたのかも知れない

そして元々、心の奥底で求めていたのかも知れない、

僕は迷うこと無く階段を駆け上がり、遂に屋上の扉を勢い善く開いた

その瞬間、ある筈の無い白い兆しが僕を包み込んだ

『太宰!』





太宰視点-


私は驚いた

何せ私が一番心残りで心配していた人が目の前に居る

何で、?此れじゃ此処での乱歩さんも私が縛る事になる

其れじゃ駄目だ、貴方には未来がある

私が望む未来が、

太「え…乱歩…さん?」

乱「こんばんは、此処は月が綺麗だね。素敵だ」

彼が呑気な事を言いながら此方に歩いてくる

太「ッな!何で…ッ!!」

乱「僕…太宰が今まで抱えてたこと、全部知っちゃった」

私は乱歩さんに驚愕した…と同時に圧巻させられた

何で?何処で知った?こんな事、話した記憶は無い筈だ

乱「ページの事とかさ、太宰の異能なら無効化しちゃうもんね、(笑)」

太「乱歩さん。貴方は矢張り私をも見抜くか、」

私には計り知れない、貴方のことが。凄い…!これが!

江戸川乱歩-

乱「太宰、この世に二人以上真実を知る奴が居ると世界の均衡が保たれないんだろ?」

太「其処まで知っているとは、恐ろしいですね」

乱「まあね、僕は君の影響で知ることが出来た人だからさ」

成程、乱歩さんは私に打つかり、一瞬異能力が作動した

太「驚愕ですね、(笑)」

其れ丈でこんなに情報を集められている事に驚きを隠しきれ無い

乱「…ねぇ太宰、?」

乱歩さんは私の事を呼びながら少し早足で歩いてくる

太「何でしょうか、乱歩さ-」

太『ん、?』

乱歩さんが勢い善く飛び付いて来るものだから私はバランスが崩れ、後ろに倒れてしまった

乱歩さんが落ちてしまう、?乱歩さんの未来が、私に縛られて無くなってしまう、

その時までそう思っていた筈なのに

乱『一緒に心中してよ、』

乱歩さんが私との心中を望んでいる

本当の軸では望んでも嫌だと拒んでいたあの乱歩さんと一緒に、

『死ねる…?』

太「乱歩さんからそんなことを言われるとは-」

私は泣き笑いをしながら乱歩さんを抱き寄せ徒然なる儘に身を委ねた

『思いませんでした-』





敦視点-


ドシャッと肉解が落ちる鈍く歪んだグロい擬音と共に僕の体は動き出した

敦『太宰さんッ!!』

芥『名探偵ッッッ!!』

僕と芥川は名前を叫ぶだけで助けるなど微塵もしなかった

いや、しなかったんじゃない、動けなかったんだ

其れが、あの二人の邪魔になることが判っていたから-



芥川はあの後、その場を冷静に判断し市警を呼んだそうだ

案の定太宰さんと探偵社の名探偵は即死、

心中は成功したらしい、

一方ポートマフィアはというと首領不在の為、首領に近かった人物が首領となり、新ポートマフィアが結成された

その首領とは-

『中原中也』

僕は第五幹部へと立場を変えた

だが、僕は忘れられず、元首領の墓へと訪れていた

理由は一つ

僕は首領があの名探偵が来る直前に言っていた心残りを届けに今、貴方の墓石の目の前に立っている

此処は海が見えて、何故だか心の奥底から心が安らぐ

敦「太宰さん、此れは織田作之助著者の小説本です。」

敦「貴方の心残りは晴れましたか?」

『敦君、最後まで有難う。』

背後に今は亡き首領の姿があるような気がした

敦「ッ!!いえ、最後迄尽くすのが恩義の返し方と言うものでしょう」

『大人になったね、敦君。』

其れが僕に対しての首領の最後の言葉だった

僕が貴方の分まで此所の世界を守ってみせます、

そんなことを心に決めて居ると背後に首領の気配はしなくなった

僕は首領としてじゃなく、太宰さん自身に認められた気がした

僕の努力は無事報われた気がする

僕は頬につたう涙をそっと拭った


『此れからは任せて下さい』




此れが赤い糸で結ばれている証拠と言うのか


END-




後書き-

此れにてストーリーを終わりにしたいと思います。此処まで見てくれた方有難う御座いました。

少し独り言なのですが、元の軸では正式に付き合ってなかったのか、乱が月が綺麗だねと然り気無く好きと伝えています

直接好きと言えないのが乱歩さんらしいと言えましょう。※尚、此れは作者が意図してやったことではありません

其れでは此処等辺で、またお逢いしましょう。

バイバイ

この作品はいかがでしたか?

568

コメント

9

ユーザー

知りたいです!

ユーザー

敦君が第五幹部になってからのこと知りたい人居ます?

ユーザー

完結ありがとうございます😊✨とても良い太乱が太乱していて良かったです!!!

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