前回の続きです😘
俺は意を決して扉を開けた。玄関先にはギラリと太陽の光を反射する包丁を手にしたエリスが立っていた。俺が扉を開けると嬉しそうに口角を上げ、家に入り込んで来た。
…エリス、教えてくれ、お前は何がしたいんだ?
エリスは答えない。
「せんぱい、開けてくれてありがとうございます。」
次の瞬間、彼は俺をその場に押し倒した。
突然のことで声が出なかった。
包丁が俺の頭のすぐ横に刺さっている。
心臓の鼓動が早くなる。冷や汗も出る。
「せんぱい、俺のこと好きですか?」
俺には答えられない。きっと俺から彼に向かう感情は、愛情よりも恐怖の方が大きいだろう。むしろ愛情なんてない。好意なんてない。
黙っていると、エリスは真顔になり、俺の両手首を片手で抑え、制服のポケットから一粒の錠剤を取り出した。
そしてそれを俺の口に押し込もうとしてくる。
俺はぎゅっと硬く口を閉じて、どうにかその怪しい錠剤を飲まないようにする。
「せんぱーい、口開けてくださーい。薬苦くありませんよ、ちょっと従順になる薬ですから、せんぱいは偉い子だから、お薬飲めますよね?」
無理矢理口を開かれて、錠剤を落とされた。吐き出そうとしても今度は口を押さえつけられて開けられない。咽せる感覚と共に、ついに錠剤を飲み込んでしまった。
「偉いですね」
エリスはそう言って俺の頭を撫でた。
「ほんとは口移しであげても良かったんだけど、ほら、俺たちまだ高校生でしょ?子供作るには早いですよね、少し。」
彼は顔を赤らめてそう言った。何を言っているのか、さっぱりだ。
体に異変を感じたのはすぐだった。
頭がぼんやりしてきて、わずかに体の自由もきかない。
「あ、効いてきました?あの薬、所謂催眠術みたいな効果があるらしいんですよね。良いでしょ。」
催眠術だと?ふざけるな、なんてことをしてくれたんだ。
ああ
ダメだ、頭がぼーっとする
「…せんぱい」
「俺のこと、好きですよね?」
すきだよ
「えへへ、これでせんぱいは俺のものですね。大好きですよ、せんぱい。他の奴らなんか絶対に見ないでくださいよ。せんぱいには俺しかいないんだから。」
「幸せになりましょうね♡」
次は扉を開けなかったバージョンです。
ごめんなんかみんなが期待してたのとは違ったかも。次の次にエロ書くから許して
コメント
13件
今読んだばくはつする!!!ばくはつする!!!!!
な、あ、いあ、ああ。あ。私はこの物語が好きです!そして、私はこの物語を読んだので、今すぐ死にます!
なんか体の一部もってかれて保存されそううふふ私のも…持ってって…😭