9話です!!!
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きんとき「え…?なんで…来てくれなかったの?」
きんとき「ポロッポロポロ…あ”ぁ”ーあ”ーポロポロ
やっぱり…俺…みんなの、足手まといだったんだ…w」
俺はその日から生きている意味がわからなくなってしまった。アイツらと過ごせなかったら、俺は何のために生きてるの?こんな俺を必要としていたのはアイツらだけだったのに
…みんなと、また…会いたいな…。
俺はそう思いつつリスカを始めた。
〜6年後〜
俺は大病院の先生として働いていた。
手術も80回はやった。
俺が先生になろうと思ったきっかけは、
スマイルの病気を思い出したからだった。
俺はアイツらと会えなくなって、自分が何をどうすればまた必要とされるのか考えた。
その結果として、スマイルの病気がどういうものなのか突き止めればいい。そうすれば、
また必要とされるかもしれない。俺はそう思い、病院の先生になった。
そして、先生になったから…毎日の様に父から電話がかかってくるようになった。
きんとき「…もしもし。」
お父さん「おいッ!きんときッ!いつになったら先生をやめるんだッ!」
きんとき「…」
お父さん「お前は警察になる…そうだろ?」
父さんは毎日の様に電話をかけ、毎日の様に俺の職業を否定して俺を警察に入れようとした。
〜6ヶ月後〜
俺は警察になっていた。病院の先生を強制的に辞めさせられてしまったのだ。
父さんは俺がやりたいと言ったものを否定するのが得意なのか?
上司「きんときこれ、まとめといてくれるか?」
きんとき「はいッ!いいですよ!ニコッ(^^)」
上司「じゃあ頼むぞ!」
俺は先輩から期待を良くされていた。
だから良くニコニコした。まあ、この笑顔は偽物だけどw
???「あ!きんちゃんッ‼︎‼︎」
きんとき「あ、ーー先輩!」
ーー先輩「今日の夜さ、ご飯食べに行かない?」
きんとき「えッ!いいんですかッ⁈」
ーー先輩「うんッ!ボーナスはいったしねッ!」
きんとき「じゃあ、お言葉に甘えて_行きます!」
この先輩とは、ペアで活動していたため、仲がとても良かった。先輩の名前はーー先輩!
きんとき「あ、この書類早く終わらせなくちゃ。」
〜夜〜
きんとき「おお〜!」
すごい!めっちゃ広い!しかも此処、けっこう高そうッ‼︎
きんとき「あ、ありがとうございます!こんな素敵なお店に連れてってくださって!」
ーー先輩「いいのいいの!きんちゃんにこの店、おすすめしたかったんだよね〜!」
きんとき「え?こんな高そうなお店を?」
ーー先輩「うん!此処、僕の知り合いが良く来てるところなんだよね〜!その人をきんちゃんにも紹介したかったんだけど〜_今日はいないっぽいや。」
ーー先輩「ごめんね。あ、ここのスイーツねすごい美味しいんだよ!僕の知り合いが此処のスイーツ好きで、教えてもらったんだ〜」
スイーツ…nakamuが好きだったな〜。
きんとき「…」
ーー先輩「きんちゃん?」
きんとき「⁉︎_はいッ‼︎」
ーー先輩「プッ(^^)きんちゃんはさ、なんで警察になったの?」
きんとき「え?」
ーー先輩「前に病院の先生だって聞いたんだよね。病院の先生でも稼げてるはずなのに、わざわざ警察になる必要あるのかなって…」
きんとき「…強制で辞めさせられたんです。『お前は警察になるんだ』って…
それで先生やめて、警察になりました。」
俺はーーさんに事実を伝える事にした。中途半端な嘘を吐くより事実を伝えた方がいいと思ったからだ。
ーー先輩「…それさ、おかしくない?」
きんとき「え?」
俺は予想外の返答で驚いた。
ーー先輩「だってさ、強制で警察に入らせようとしたんだよね。それでもさ面接とかあるじゃん。なりたくないんだったら面接でわざと落ちればいいじゃん?なのにきんちゃんそれをしなかったんでしょ?じゃあ他に理由があるんじゃない?」
…w
きんとき「…はい。_仲間がいたんです。僕の…仲間が。でも、急に会わなくなって。
だから、アイツらの情報収集をするために、警察になりました。」
事実を伝えた。引かれたっていい。でも、この話をどう受け取るかはーーさん次第…。
ーー先輩「ーー(ボソ)」
ーーさんは何かを言った。だけど聞き取れなかった。
きんとき「あの、今なんて_」
ーー先輩「ニコッ(^^)きんちゃん。その仲間の名前とかは?」
きんとき「ゾクッ」
少し恐ろしい感じがした。…アイツらの事を探ろうとしてるのかな…?まあ、普通は怪しまれるよね。
きんとき「流石に…名前は…ちょっと…」
ーー先輩「ああ‼︎ごめんね!」
きんとき「ああ‼︎いえいえ、こちらこそすみません。」
ーー先輩「僕、きんちゃんに会えてよかった。きんちゃんは本当に優しい人ってわかったから…。」
きんとき「///」
ーー先輩「本当にきんちゃんはいい子だよ」
〜つぎのひ〜
部長「おい!怪盗ワイテルズから予告が届いたぞッ‼︎」
怪盗ワイテルズ…アイツらが…来た…。
その予告には、
『今日の夜、青いサファイアを盗みにいく。
ちゃんと、準備しといて下さい!
怪盗ワイテルズ』
と書いてあった。
サファイア…?アイツらは王冠が欲しいんじゃないのか?
この国で王冠と同じくらい価値があるもの、
それがサファイアだった。
部長「よし。きんときとーー以外はサファイアの保管庫を警備するぞッ!」
kn &ーー「えッ⁉︎」
ーー先輩「なんで、僕ときんときだけ別なんですかッ⁉︎」
部長「…お前らは王冠の保管庫へ行け。」
きんとき「どうして僕達だけッ⁈」
部長「お前らは優秀だからな。二人だけで、大丈夫だと思うからな。
それに、コイツらの狙いはサファイアだ。
王冠は違うが、もしかしたら王冠も盗みに来るかもしれないからな。」
きんとき「でも!僕達二人だけで_」
部長「いや、お前ら二人だけじゃないぞ。」
ーー先輩「え?」
部長「王冠の保管庫に、とても優秀な警備員がいるんだ。だからお前らはその優秀な警備員と王冠を守るんだ。頼んだぞ。」
ーー先輩「まったく…部長も変な事を言うもんだね。」
きんとき「そうですね。あ、もう9時です。行きましょう…。」
ーー先輩「うん…」
そう言って俺達はパトカーに乗った。
俺らが王冠の保管庫に行くと、もう警備員がいた。
きんとき「…」
俺は少し違和感を、抱いた。
ーー先輩「お疲れ様。」
きんとき「お疲れ様です。」
警備員「あ…お疲れ様ですッ!」
そう言い警備員は頭を下げた。
ーー先輩「どう?順調?」
警備員「はい。今のところは想定内ですね」
〜何分かして〜
ーー先輩「あ…」
とーー先輩が呟く。
きんとき「どうしたんですか?」
ーー先輩「手錠忘れた。」
きんとき「えッ⁉︎」
ーー先輩「う〜ん…警察本部までは…車で、だいたい10分…よし。僕、取りに行ってくるね!」
きんとき「え…。」
ーー先輩「じゃあ行ってくる!」
警備員「まあ…10分だし…大丈夫ですよね。此処は僕達が見ているので大丈夫です。」
俺はその警備員の一言で確信したことがあった。
きんとき「…なんで…?」
警備員「どうしたんですか?」
きんとき「なんで…?どうして…?」
警備員「…?どうしたんですか、本当に…。大丈夫ですか?」
きんとき「なんで?…“Broooock”…どうして…急にいなくなったりしたの…?」
警備員「…_きんとき」
きんとき「やっぱり…俺、足手まといだったよね…?w」
警備員「違うよッ!…誤解だよ…。」
きんとき「…久しぶり…Broooock…(^^)」
俺は“警備員に変装しているBroooock”に、精一杯笑った。
Broooock「…久しぶり…きんとき…。」
Broooock「てかいつから気づいてたの⁈」
きんとき「お前見た瞬間にわかったわ。
雰囲気Broooockだったもん。」
Broooock「マジか〜!プッ…」
きんとき「プッ…」
金ブロ「wwwwww」
Broooock「てか、めっちゃ身長伸びたじゃん!」
きんとき「お前には勝てないけどなw」
ビビビ
Broooock「あッ…どうしたの?nakamu?」
nakamu「ーーーー〜〜〜‼︎‼︎」
Broooock、インカムでnakamuと連絡を取ってるのかな…?
Broooock「僕はね、今お目当てのサファイアと一緒。」
Broooock「ん、了ー解!じゃあ切るね。」
きんとき「何かあったの?」
俺はBroooockがインカムを切ったのを確認して話しかけた。
Broooock「帰れって指令。見つかったらしくて、今nakamu達逃げてるらしいよ。
だから僕も行くね!」
きんとき「え?ちょっ、は?」
Broooock「またすぐに会えるッ‼︎」
タッタッタッ
Broooockは走って行ってしまった。
俺は数分動けなかった。
バンッ パーン
え?何何何?この音って…銃声…?
ドドドド
こんなにも沢山銃声が聞こえるなんて…本当はあり得ない。沢山の人が沢山の銃を撃っているのが、考えられなかった。
もしかして…Broooock達…‼︎
今すぐ行かなきゃッ‼︎
俺は後ろを振り返り、保管庫から出て行く。
タッタッタッ
俺は走った。今ーーさんがパトカーに乗ってたからだった。
〜20分後〜
俺は本部に着いた。そして、自分のロッカーへ行き私服を取り、真っ先に着替えた。
あの頃と変わらない、コーデだった。
青いジャージに普通のズボン。
チャリ_
そして、白と青のグラデーションになっている白い尾の物をズボンにかけた。
いつもは付けていなかった尾。だけど今は…絶対に付けたかった。
きんとき「よし。」
俺は走ってその場を立ち去ろうとした。
ーー先輩「きんちゃん?」
きんとき「…ーーさん…」
ーー先輩「ニコッ 本当にきんちゃんはいい子だな…。」
え…?今言うことか?
ーー先輩「“nakamuさん達”の何処に行って。」
きんとき「え…?」
なんで知ってるの…?
ーー先輩「死んじゃうよッ?」
きんとき「ッ…」
俺はその言葉を発されて即座に動いた。
ーー先輩「君達が言った通り、きんちゃんはいい子だったよ…。」
俺はそのーーさんの声が聞こえた。
だがその声はスルーし、走った。
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