また変な夢を見てしまった。
正直かなり困っている。
なぜなら、夢の中のはずなのに、俺はその感覚がしっかりと残っており、その記憶があるような気がするからだ。
まだ、日常生活に支障が出ていないがかなり怖い。
今のところこんな夢を見たのは4回目だ。
まぁ、この記録が増えないことを祈るのみだと思っている。
「お、ようやく起きたか」
「きょーさんおはようございます…」
「今何時やと思っとんねん」
「え?9:30とかじゃないんですか?」
「だったらよかったなッ」
そういいながらきょーさんは11:00過ぎを指す時計を俺の眼の前に見せつけてきた。
「え〜まだ夜の11:00じゃないんすか」
「あ・さ・の11時な!ぐちつぼたちに迷惑かかるし、はよ出るぞ!」
そう言いながらきょーさんは俺の首元を掴みズルズルと引きずった。
「いたたた!自分で歩けるから!離してください!」
「あ、もう帰るんスカ?もうちょっと居てもいいと思いますけどねぇ?」
「お前もしかして、らd」
「あーストップストップ!彼の前ではやめときましょうよ」
「どうゆうk」
途中で思考が止まってしまった。彼らが放った言葉に対して何も思わなくなった。いや、何も**思えなかった**。
これも魔法みたいな類なのだろうか。
その会話をした後、きょーさんはぐちつぼさんをキッと睨みつけ、それから城を出て、国を出た。
「ったく。味方は居ねぇってか。」
「?みんな優しいと思いますよ」
きょーさんはその俺の言葉に対して驚いたような表情を見せたが、すぐに冷静な顔に戻り、
「お前が楽しいならそれでいいんじゃね」
そう言いながらきょーさんは俺の頭にポンポンと手を置いた。
その時のきょーさんの顔は、嬉しそうな、しかしどこか哀想の漂う顔をしていた。
俺はその日の夜今までのことをメモにまとめ、整理した。
メモに書いた内容は以下の通りだ。
・運営国の総統は失踪中。←(死亡も有り得る。
・この世界には人間と化け物がおり、化け物はとてつもなく長生きをする。
・この世界は、我々国、運営国、限界国、日常国に分かれており、我々国と運営国は敵対している。
・日常国は、人間と化け物が共存している。
・限界国は、武器などを提供しており、実際は化け物がほとんどだが、人に化けれるものがほとんど。
・運営国の人は、限界国に比べて、THE・化け物みたいな人が多い。
・我々国は、意外と皆優しく、幹部は意外にも運営国の総統の失踪をよく思っていないらしい。
・俺がこの世界に来たことと、運営国の総統の失踪はなにか関係がある?
・この世界に来てから、変な夢をよく見るが、俺が気絶したときは、登場人物に知らない人しか居ない。
・化け物のほうが身体能力は高い
改めて、この世界についてとても興味が湧いている。
「…日常国。行ってみたいなぁ。」
俺はそんな事をつぶやきながら、増えてほしくないと考えていた数が増えることになるのだった。
おつぬ〜
福田くんはこのセカイのなぞを解けるかしら?
次回は、みどりくんと日常国、治安維持警察、尾も白軍団に出てもらいまする。
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