テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
朝、目が覚めると
読書をしている本田がいた
「おはようございます。」
昨晩のことが夢だったかのように
菊は淡々と挨拶をした。
『Goedemorgen』
布団を片付けようとする菊だが…
あれ…震えてねぇか???
『大丈夫か…菊』
「…すみません、あの…
腰を傷めてしまって…不甲斐ないです…」
『無理すんじゃねぇ。俺がやる』
「ありがとうございます…」
障子の外から光が差し込む 菊は相変わらず
日光には当たりたくないようだ
『…菊』
「はい」
『次会うのがいつになろうと、
必ず帰ってくる。それまで待ってろ』
「…ええ もちろんですよ
必ず戻ってくると信じております。」
この時2人はまだ知らない
7年ほど会えなくなってしまうことを
また、再会できることを
【完】
コメント
2件
続きが気になります
おお…完結か…! 静かだけどじんわりくる最終回だったなあ。本田の「無理すんじゃねぇ。俺がやる」って台詞、普段のツンデレっぽさが完全に取れててグッときたわ。菊の腰を傷めた「不甲斐ないです」も、彼の繊細さが出てて好き。それにしても7年も会えなくなる未来を2人が知らないまま「必ず戻る」って約束するの、切ないな…。最後の【完】でポンっと置かれた感じが余韻を残す終わり方で、じわじわ効いてくる。お疲れ様でした、カンパニュラさん!