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🥺※スランプ中

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..rin
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#参加型募集
南雲春菜 🔔🍎
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『無理していたのは、俺だけじゃなかった。』
───ゆあん視点
最近、ずっと疲れていた。
でも。
「大丈夫。」
そう言うのが癖になっていた。
編集が終わるのはいつも遅い時間。
撮影の日は朝から集合。
企画の確認。
みんなとの打ち合わせ。
やることはどんどん増えていく。
それでも。
「俺、まだいけるよ!」
そう笑っていた。
心配されたくなかった。
みんなも忙しいから。
自分だけ弱音を吐くわけにはいかないと思っていた。
でも。
本当は。
少しだけでいいから。
「無理しなくていいよ。」
そう言ってほしかった。
⸻
───じゃぱぱ視点
最近、俺も余裕がなかった。
リーダーだから。
みんなをまとめなきゃいけない。
企画を成功させたい。
メンバーを守りたい。
その気持ちは本物だった。
でも。
気づかないうちに、
全部一人で抱え込んでいた。
寝る時間も減った。
考えることも増えた。
小さなミスが怖くなった。
それでも。
みんなの前では笑っていた。
「大丈夫!」
そう言いながら。
本当は俺も、
誰かに「休んでいいよ」と言ってほしかったのかもしれない。
⸻
───会議の日。
メンバー全員が集まる。
次の大型企画について話し合っていた。
「この部分、もう少し確認しよう。」
じゃぱぱが資料を指差す。
ゆあんは資料を見る。
「でも、ここって前に決めたところじゃない?」
その言葉は、
本当に普通の一言だった。
責める意味なんてなかった。
でも。
その日のじゃぱぱには、
少しだけ刺さってしまった。
「だから確認してるんだよ。」
声が少し強くなる。
部屋が静かになる。
ゆあんが顔を上げた。
「……。」
じゃぱぱも、
言った瞬間に気づいた。
(言い方、きつかった。)
でも。
疲れていた。
謝るタイミングを逃した。
⸻
───ヒロ視点
嫌な空気だった。
いつもの二人なら、
こんなことで終わる。
「ごめん!」
「俺も言い方悪かった!」
それで笑える。
でも。
今日は違った。
二人とも疲れている。
それが分かった。
⸻
───ゆあん視点
胸が苦しくなった。
まただ。
最近。
じゃぱぱの言葉が少し怖い。
昔なら笑っていたようなことでも、
怒られているように感じる。
もちろん分かっている。
じゃぱぱが大変なのは。
リーダーとして頑張っていることも。
でも。
俺だって。
俺なりに頑張っていた。
「……じゃぱぱ。」
呼ぶ。
「ん?」
「最近さ。」
少し間を置く。
「俺のこと、ちゃんと見てる?」
じゃぱぱの表情が変わる。
「え?」
「俺、頑張ってるつもりなんだけど。」
声が震える。
「なんか……何しても足りないみたいに感じる。」
沈黙。
⸻
───じゃぱぱ視点
胸が痛かった。
そんな風に思わせていたなんて。
全然気づかなかった。
「ゆあん、それは違——」
「じゃあ何?」
言葉を遮られる。
「俺が悪いってこと?」
「違う。」
「じゃあなんで最近ずっと怒るの?」
その言葉に、
何も返せなかった。
図星だった。
最近の俺は、
余裕がなくなっていた。
⸻
───のあ視点
二人の間に入る。
「二人とも、一回落ち着きましょう。」
ゆっくり声をかける。
「じゃぱぱさんも、ゆあんくんを責めたいわけじゃないと思います。」
「ゆあんくんも、本当は怒りたいわけじゃ——」
「分かってるよ!!」
突然。
ゆあんくんの声が響いた。
全員が驚く。
ゆあんくん自身も驚いた顔をした。
「……。」
「ごめん。」
小さく言う。
でも。
溜め込んでいたものが止まらなかった。
「でも今は……無理。」
「放っておいてよ。」
のあさんの顔が少し悲しそうになる。
「ゆあんくん……」
「ごめん。」
「今、誰かに優しくされても……余計つらい。」
⸻
───たっつん視点
その言葉を聞いて、
胸が痛くなった。
怒っているんじゃない。
限界なんだ。
ゆあんはずっと、
笑ってごまかしていた。
⸻
───じゃぱぱ視点
その瞬間。
俺の中で何かが切れた。
違う。
本当は怒りじゃなかった。
悲しかった。
ゆあんがそんなに苦しんでいたこと。
それに気づけなかった自分。
でも。
疲れと焦りが混ざって、
感情が抑えられなくなった。
「ゆあん。」
名前を呼ぶ。
振り向く。
そして。
感情のままに行動してしまった。
一瞬。
時間が止まった。
自分でも何をしたのか分からなかった。
でも。
ゆあんの表情を見た瞬間。
後悔した。
⸻
───ゆあん視点
何も言えなかった。
痛みより。
悲しかった。
じゃぱぱに。
そんな顔をされたことが。
「……。」
涙が出そうになる。
必死にこらえる。
でも無理だった。
「……ごめん。」
小さな声。
「俺、帰る。」
誰も止められなかった。
部屋へ向かう。
───ゆあん視点
ドアを閉めた瞬間。
もう我慢できなかった。
「……っ。」
声を出さないようにする。
泣くつもりなんてなかった。
でも。
涙は止まらなかった。
「なんで……。」
ベッドに顔を伏せる。
「なんでこんなことになったんだよ……。」
悔しかった。
悲しかった。
寂しかった。
本当は。
じゃぱぱを嫌いになったわけじゃない。
のあさんに怒りたかったわけでもない。
ただ。
誰かに気づいてほしかった。
「俺だって……。」
「頑張ってたのに。」
その言葉を最後に、
涙がどんどん溢れてきた。
⸻
───リビング
───うり視点
あれから。
部屋の空気はずっと重かった。
誰も話さない。
いつもなら、
ゆあんが何か言って、
誰かが笑って。
そんな明るい時間が流れているはずだった。
でも。
今日は違う。
「……大丈夫かな。」
小さく呟く。
みんな同じ気持ちだった。
ゆあんのことが心配だった。
「様子、見に行こう。」
そう言って、
みんなで廊下へ向かう。
⸻
───うり視点
ゆあんの部屋の前。
ノックをする。
「ゆあん?」
返事はない。
「入るよ?」
そう言いかけた時。
聞こえた。
「……っ。」
小さな声。
最初は気のせいだと思った。
でも。
違った。
泣いている。
「……え。」
思わず声が漏れる。
俺は。
ゆあんの泣き顔を見たことがなかった。
いつも笑っていた。
ふざけていた。
辛そうな時でも、
「大丈夫!」
って言っていた。
そんなゆあんが。
今。
一人で泣いている。
胸が苦しくなった。
⸻
───なおきり視点
うりさんの表情を見て、
何かを察した。
「……泣いてるんですか?」
小さく聞く。
うりは頷いた。
「うん……。」
「ゆあんが……。」
言葉が詰まる。
みんな静かになる。
まさか。
あのゆあんが。
いつも周りを笑わせているゆあんが。
ここまで追い込まれていたなんて。
誰も気づいていなかった。
⸻
───うり視点
ドアの向こうから、
小さな泣き声が聞こえる。
本当なら。
すぐに開けて、
「大丈夫?」
って言いたかった。
でも。
できなかった。
今入ったら。
きっとゆあんはまた笑う。
「大丈夫。」
って言う。
だから。
今は。
この涙を止めちゃいけない気がした。
「……戻ろう。」
そう言うと、
みんな静かに頷いた。
⸻
───ヒロ視点
戻る途中。
誰も何も言わなかった。
でも。
全員分かっていた。
ゆあんは弱かったんじゃない。
ずっと強がっていたんだ。
笑っていた分だけ。
我慢していたんだ。
「もっと早く気づけばよかった。」
誰かが呟く。
その言葉に、
みんな黙って頷いた。
───
ゆあん視点
目が覚めた。
目が痛い。
昨日泣きすぎた。
しばらく天井を見る。
もう逃げたくなかった。
じゃぱぱと。
みんなと。
ちゃんと話したかった。
お腹も空いていた。
昨日から何も食べていない。
「……。」
ドアを開ける。
久しぶりに感じる廊下。
階段を降りる。
⸻
───どぬく視点
足音が聞こえた。
振り向く。
「……ゆあん。」
みんなが見る。
ゆあんは少し緊張した顔をしていた。
「おはよう。」
「おはよう。」
返事が返る。
それだけで、
少し安心した顔になる。
ゆあんは席についた。
「……ご飯。」
少し照れながら言う。
「食べてもいい?」
「もちろん。」
その言葉に、
みんな少し笑った。
⸻
───ゆあん視点
ご飯を少し食べる。
温かかった。
でも。
それより。
みんなの優しさが温かかった。
箸を置く。
「みんな。」
声が震える。
全員が見る。
「昨日、ごめん。」
「のあさんに怒鳴ったこと。」
「じゃぱぱに言いすぎたこと。」
「全部。」
涙が出る。
「疲れてて。」
「自分でも分からないくらい余裕なかった。」
「でも……。」
「みんなを傷つけていい理由にはならなかった。」
頭を下げる。
「ごめんなさい。」
⸻
───のあ視点
ゆあんくんの目から、
涙が落ちる。
でも。
昨日とは違う涙だった。
悔しい涙じゃない。
安心した涙。
「ゆあんくん。」
優しく声をかける。
「もう大丈夫ですよ。」
その言葉で、
ゆあんくんの涙が増えた。
⸻
───じゃぱぱ視点
立ち上がる。
今度は、
ちゃんと言葉にする。
「ゆあん。」
振り向く。
「俺もごめん。」
部屋が静かになる。
「昨日のこと。」
「絶対にしてはいけなかった。」
「疲れてたとか、余裕がなかったとか。」
「そんなの理由にならない。」
声が震える。
「大切な仲間を傷つけた。」
「本当にごめん。」
頭を下げる。
⸻
───ゆあん視点
その瞬間。
涙が止まらなかった。
怒られると思っていた。
距離を置かれると思っていた。
でも。
違った。
じゃぱぱは、
ちゃんと向き合ってくれた。
「……よかった。」
小さく言う。
「嫌われたと思った。」
その言葉に、
じゃぱぱの顔が苦しくなる。
「そんなわけない。」
「絶対に。」
その言葉を聞いて、
また涙が出た。
⸻
───ヒロ視点
みんながゆあんの周りに集まる。
「一人で抱えすぎ。」
「ちゃんと言ってよ。」
「心配するから。」
ゆあんは泣きながら笑った。
「……うん。」
⸻
───じゃぱぱ視点
最後に手を差し出す。
「仲直り。」
ゆあんを見る。
少し笑う。
「仲直り。」
二人で握手する。
⸻
───ゆあん視点
昨日は苦しかった。
いっぱい泣いた。
でも。
分かったことがある。
仲間って。
喧嘩しないことじゃない。
間違えた時に、
ちゃんと向き合えることなんだ。
「ありがとう。」
小さく言う。
じゃぱぱが笑う。
「こっちこそ。」
その日。
久しぶりに。
みんなで笑いながら、
朝ご飯を食べた。
もう。
無理して笑わなくていい。
辛い時は。
ちゃんと言っていい。
「無理しなくていいんだよ。」
その言葉を、
今度は自分にも向けようと思った。
コメント
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読み終わりました……。ゆあんとじゃぱぱ、両方とも「自分だけが無理してる」と思い込んでたのが、実はお互い様だったっていう展開、すごく胸に刺さりました。特に「ちゃんと見てる?」の問いかけと、うりさんがドアの前で踏みとどまった場面が印象的です。あの「今は入らない」判断、すごく優しいし冷静だなって。最後の握手と「無理しなくていいんだよ」でじんわり来ました。みんな疲れてたんだなあ。お疲れさまでした、ゆあん、じゃぱぱ。