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🥺※スランプ中

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..rin
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#参加型募集
南雲春菜 🔔🍎
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『無理しなくていいんだよ。』
───ゆあん視点
「ふぁぁ……。」
誰にも聞こえないくらい小さなあくびをした。
昨日は編集が終わったのが深夜。
「あとちょっとだけ。」
その”あとちょっと”を何回も繰り返していたら、時計は午前3時を過ぎていた。
ベッドに入った瞬間の記憶がないくらい、一気に眠ってしまった。
でも今日は会議の日。
絶対に寝ちゃダメ。
そう思いながら、冷たい水で顔を洗って家を出た。
⸻
会議室。
メンバーが続々と集まってくる。
じゃぱぱが笑いながら言う。
「みんな揃ったかな?」
たっつんが椅子を引きながら答える。
「あとゆあんだけ……って、おったわ。」
「いるよ!」
そう返事をすると、みんなが笑う。
のあが心配そうにこちらを見る。
「ゆあんくん、大丈夫ですか? 少し眠そうですけど……。」
「だ、大丈夫!」
即答したものの、自分でも説得力がない気がした。
ヒロが苦笑する。
「目の下、クマできてるよ。」
「えっ、マジ?」
思わず目元を触る。
昨日、ちゃんと寝ればよかったかな。
そんなことを考えていると、
じゃぱぱが手を叩いた。
「それじゃ、始めよう!」
⸻
───じゃぱぱ視点
今日は次の大型企画の会議。
みんな真剣に資料を見ている。
……でも。
一人だけ様子が違った。
ゆあんが何度も目をこすっている。
(昨日も遅くまで編集してたのかな。)
最近、みんな忙しい。
その中でも、ゆあんは「大丈夫!」って笑って無理をするタイプだ。
少し心配だった。
⸻
のあが資料をめくりながら説明する。
のあ:「この企画なんですが、三つ候補があります。」
どぬくが笑顔でうなずく。
「どれも面白そう!」
なおきりがメモを取りながら言う。
「撮影場所も考えないとですね。」
みんなが話し合う中、
ゆあんは必死に目を開けていた。
こくっ。
「……。」
一瞬だけ頭が下がる。
すぐに起きる。
「危ない危ない……。」
小さく呟いて背筋を伸ばした。
でも数分後。
また。
こくっ。
こくっ。
今度は戻らない。
⸻
───ヒロ視点
(……寝た。)
隣を見ると、
ゆあんが静かに眠っていた。
肩の力が抜けていて、
呼吸も穏やか。
完全に寝てる。
思わず笑いそうになったけど、
ここで笑ったら起きちゃう。
ヒロが小さくじゃぱぱを見る。
目が合った。
何も言わなくても伝わる。
(起こさないでおこう。)
じゃぱぱが静かにうなずいた。
⸻
たっつんも気付いた。
「……。」
口を開きかける。
すると、
シヴァが人差し指を口元に当てる。
「しー。」
その一文字だけで全部伝わった。
たっつんは「了解。」というように小さくうなずく。
⸻
───のあ視点
眠っているゆあんくんを見る。
最近、本当に忙しかった。
編集。
撮影。
配信。
誰よりも最後まで残っている日も少なくなかった。
それなのに、
「まだいけます!」
そう笑っていた。
……少し、頑張りすぎです。
なおきりが自分の席を立った。
バッグから小さなブランケットを取り出す。
ゆっくり。
本当にゆっくり。
ゆあんくんの肩へ掛けた。
ゆあんくんは起きない。
少しだけ笑ったような寝顔になる。
のあ:「安心して眠れているみたいですね。」
じゃぱぱも優しく笑う。
「ここなら安心できるって思ってくれてるのかも。」
その言葉に、
みんな自然と笑顔になった。
⸻
───どぬく視点
こんなに静かな会議、
初めてかもしれない。
資料をめくる音。
ペンの音。
みんな自然と声を小さくしている。
誰も「起こそう」と言わない。
その優しさが、
なんだかすごく”からぴち”らしかった。
⸻
時間はあっという間に過ぎ、
会議も終盤。
その時だった。
「……ん。」
ゆあんが小さく動く。
目をゆっくり開けた。
数秒間、
何が起きたのか分からない顔。
そして。
「……え?」
周りのみんなと目が合う。
「……えぇぇぇぇ!?!?」
勢いよく立ち上がった。
「ご、ごめん!!」
「俺、寝てた!?」
部屋中に笑い声が広がる。
⸻
───ゆあん視点
やっちゃった。
会議で寝た。
終わった。
絶対怒られる。
そう思っていた。
でも。
じゃぱぱが笑いながら言う。
「おはよう。」
たっつんがニヤニヤする。
「気持ちよさそうやったなぁ。」
ヒロが笑う。
「寝息まで聞こえてたよ。」
「うわぁぁぁ!!」
恥ずかしすぎる。
穴があったら入りたい。
のあが優しく笑う。
のあ:「最近ずっと頑張っていましたからね。」
なおきりが微笑む。
「少しくらい休む日も必要ですよ。」
どぬくも続ける。
「僕たち、誰も怒ってないよ。」
その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥がじんわり温かくなった。
「……ごめん。」
小さく謝ると、
じゃぱぱが首を横に振る。
「謝るよりさ。」
「今日は早く帰って寝ること。」
「それがリーダー命令。」
一瞬静まり返ったあと、
みんなが一斉に笑い出した。
「命令なら仕方ないね!」
「編集は明日に回そ!」
「今日はちゃんと休んで!」
次々に飛んでくる優しい言葉。
こんな仲間だから、
頑張りたいって思える。
でも、
頑張りすぎちゃダメなんだ。
今日はみんなのおかげで、
それをちゃんと思い出せた気がした。
部屋いっぱいに響く笑い声を聞きながら、
俺は少し照れくさそうに笑った。
「……ありがとう。」
コメント
1件
第2話、めっちゃ良かったです…!ゆあんくん、寝ちゃうシーンあるあるすぎて笑っちゃいました😂 でも、みんながブランケットかけたり声ひそめたり、起こさないでいてくれるの、優しさが滲み出てて胸がじんわりしました。最後の「おはよう」と笑顔で迎える空気、からぴちの温かさが伝わってきて、読んでるこっちまでほっこり。無理してる仲間を自然に支え合う関係、尊い……。続きも気になります!