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紗流炉side
嬉しい
それが一番最初にきた感情だった。喋っても喋らなくても悪く言われることが多かったから。喋っちゃった時にそんな私を好きって言ってくれる人がいるなんて考えたこともなくて。
「…ありがとう」
自分が今どんな表情かも分からないけど感謝だけは伝えたかった。ずっとずっと自分の嫌いなところだったおしゃべりなところ。そこを好きだってストレートに言ってくれるなんて思ってなかったから本当に嬉しかったし、まさか自分が話しているのを見て楽しそうとか言ってくれるとも思わなかった。この短期間で分かったこと。彼女は嘘をつかない…いや、つけない。けど我慢強い。
私からの「ありがとう」で綺麗な紫色の瞳がキラッと輝くように華やかな表情で喜ぶしのが本当に可愛かった
「かっわいw」
こーゆー末っ子感が本当に可愛くて愛おしい。愛され体質なんだろうな…
…?しのが表情が驚いたような嬉しいような表情で固まっている
「…?えっと〜しの?」
下から彼女の顔を覗き込む
目にかかる青色の髪。その先にある綺麗なボブの女の子。反射で可愛いって言っちゃったけどもしかしたら嫌だったかもしれない…と少し不安になる。
するとそれを感じ取ったのかしのが手を横に振って「違う違う!」と主張してくる
…私そんなに分かりやすいの?
「ごめん…💦ただ…嬉しくて。こんな些細なことで可愛いなんて言われたことなかったし…お姉ちゃんしか言われてなかったから。」
少し焦るように目を逸らす恥ずかしがってるような雰囲気も感じる。初だなぁ…w
…あ〜そっか。そりゃあんな可愛いお姉ちゃんいたらそうなっちゃうか。
しのは王道可愛いというよりは尖りとクールさも兼ね備えた感じの可愛いだからほとけさんよりは可愛いって言われにくいかも
でも可愛いけどなぁ?
私達の中では比較的可愛い担当のしの。けど尖ってるところだってあるからそこがしのにしか出せない魅力だとも思うけど
「私はしののこと可愛いと思うし、しのにしか出せない魅力があるからこそ可愛いだけじゃ表せないって思うこともあるから…」
自分の語彙力に絶望する。ん〜なんて言えば伝わるんだろう。
「しのは可愛いで表せるほどの魅力じゃないんだよ。ほとけさんは最大限の色んな人の可愛いを再現できる力があるから可愛いって言われてるってかんじだし…かといって可愛いだけで表せるわけじゃないし…なんというか…うーん💦」
ふとしのを見ると焦るような嬉しそうな表情で私を見つめている
…あ、これだ
「君にしかない魅力を言葉で表すなんてできっこないんだよ。」
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
私は人の魅力を言葉で表すことはできないと思ってるんですよ。推し様の魅力を語る時に思わず色々言ってしまうことはないですか?どうしてもそうなってしまうんです。だってその人特有の唯一無二の魅力の詰まった人間なんですから。それは皆さんもそうですよ。貴方にしかない魅力を大切にしてくださいね。
それでは!また次回!