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あの日は僕の街に初雪が降った
お父さんもお母さんも仕事がお休みだったから、庭に出て一緒に遊ぼうと誘った
まだ少ししか積もってないよと笑う2人の笑顔がとても温かかったのを今でも覚えている
この日
この日は確か、
2つの授け物があったんだ
全く違う、2つのもの
その日から4年後の今
もう雪は降らない
代わりに僕らの元へ降り注ぎ続けるのは
4年前に授けられた1つ
誰も知らない未知の生命体
雪みたいに美しいものなんかじゃない
あれは只の
絶望だ。