初恋やり直し大作戦。
作戦その1、海生と同じ部活に入る。
「1年2組、七森海生です」
「同じく1年2組、藤崎桜汰です。よろしくお願いしまーす」
高校入学2日目、放課後の文芸部室。
体験入部に来た1年生は俺と海生の2人だけだった。ちなみに先輩も2年に1人、3年に1人の計2人。
「…2人はなんでうちに?」
主語は2人だが、明らかに俺に対する質問のようだ。
語尾を伸ばした挨拶がまずかったのかもしれない。それか、高校入学に浮かれて染めた茶色の髪か?初対面の人間はどちらかというと得意なほうだけど、今は明らかに歓迎されていない先輩方からの視線が辛い。
「本を読むのは好きなので」
海生は淡々と答え、自分の番は終わったというように俺に視線を向けた。
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コメント
3件
好き、好き、大好き、ありがとう こういうのほんと好き隠れる系大好き最高神