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さつえつ大好き
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※あくまで二次創作!苦手な方はここてまストップ!
『らん目線』
💚「ひろ、最近なんか冷たいな」
そう思い始めたのは、たぶん三ヶ月前くらいからだ。レッスンで目が合ってもすぐに逸らされるし、それまでよく一緒に帰ってたのに
「今日は用事あるから」
って断られることが増えた。理由がわからなくて、正直ずっと悩んでた。
「らんってさ、誰とでもうまくやれるよね」
ある日、うみくんにそう言われたとき、褒められてるのかどうか微妙な気持ちになった。うまくやれてるように見えるなら、それはきっと俺がそう振る舞ってるからで、本心は別のところにある。特にひろに対しては、全然うまくやれてないと思ってたから。
今日もひろが「家来る?」って言ってくれたとき、心臓が跳ねた。正直めちゃくちゃ嬉しかった。でも、先にうみくんとそうくんとの約束があったから断るしかなくて、その瞬間のひろの顔が忘れられない。子どもみたいにわかりやすくて、でもそれがすごくひろらしくて。
「なんでよ」
その言葉に、ああやっぱりって思った。ひろは俺に何か思ってるんだろうなって薄々感じてたから。
🧡「腹立つ、そうやって人として完璧な立ち回りばっかして、俺は感情でしか動けないのに」
違う。ひろは多分、俺が計算して動いてると思ってるんだろうけど、実際は逆だ。ひろの機嫌を損ねないように、ひろに嫌われないようにって、そればかり考えて動いてる。それが
「完璧な立ち回り」に見えるなら、皮肉な話だ。
肩に手を置いたら振り払われた。その瞬間、すごく怖くなった。このままひろが遠くに行ってしまうんじゃないかって。グループに入ったばかりの頃、新メン4人で5時間待機があったとき、一緒に事務所で話してくれた。そのひろが今、俺から離れていこうとしてる。
🧡「俺はらんに腹立つのに、でも優しくしてくれるらんが好きだし。でも、らんはみんなに必要とされてるから俺なんて居なくてもなんの影響もないじゃん」
ひろの口から「好き」って言葉が出たとき、信じられなかった。同時に、
「俺なんて居なくても」って言葉に胸が痛んだ。そんなわけないのに。
💚「ねぇひろ。俺はちゃんとひろのこと大切だし必要と思ってるよ」
精一杯の言葉だった。もっと上手い言い方があるのかもしれないけど、これが俺の本心で、誤魔化したくなかった。
「好きだよ」
ひろが泣きながら言ったその言葉は、俺がずっと聞きたかった言葉だった。俺も「好きだよ」って返したけど、多分俺の方が先に好きになってた。いつからかなんて覚えてない。気づいたときにはもう、ひろのことをどんなときでも目で追ってた。
🧡「らんとシたい」
正直びっくりした。でも、嫌じゃなかった。むしろ、ひろがそんなふうに思ってくれてたことが、たまらなく嬉しかった。
💚「俺も」
短くそう答えたとき、ひろの目が大きく見開かれた。意外だったのかもしれない。
「完璧な立ち回り」をする俺が、そんなこと言うと思わなかったのかもしれない。でも違うんだ。ひろの前では、俺は全然完璧なんかじゃない。ただの、好きな子の前でどうしていいかわからない、普通の男だ。
靴紐を結んでやりながら、ふと思った。これからどうなるんだろう。グループのメンバーとしての関係も、これまでのようにはいかないかもしれない。でも、それでもいいと思った。ひろが俺を必要としてくれて、俺もひろを必要としてる。ただそれだけのことが、今はすごく大きな確信になっている。
💚「ほら、結べたよ」
立ち上がると、ひろがまだ少し泣き腫らした顔で俺を見ていた。その顔が、夕日に照らされてほんのりオレンジ色に染まっている。
🧡「ありがと」
💚「どういたしまして」
手を繋いだまま外に出ると、風が少し冷たかった。ひろの手はあったかくて、離したくないなと思った。
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つづく
つづく
リクエストなどあったらコメントしてみてください〜😊(ペア名書いて!)
コメント
1件
読み終えました……いやあ、もう、らんの「精一杯の言葉」ってところにぐっときましたね。ひろが「好き」って泣きながら言ったシーン、ずっと待ってた言葉がやっと届いた感じがして、こっちまでじんわりしました。靴ひも結びながらの会話も、何気ない仕草なのにふたりの距離が縮まったのが伝わってきて、すごくよかったです。続き、気になりますね。