・コ快
・快が怪我する
・モブのセリフあり
・🔰
眠気を誘う暖かく穏やかな春の陽気が差す頃、とある高校ではHR中のクラスがあった。
窓辺の机でうつ伏せになり眠るのは一人の高校生。彼は名前は黒羽快斗。マジシャン志望の青年である。
こんな彼だが、夜は殺された父親の死因を知り、父を殺した者に復讐するため、
今世間を騒がす国際指名手配番号1412号、怪盗キッドとして夜を駆けているのである。
そんな彼に近づく少女が一人。彼女は顔を彼の耳に近づけ…
彼の耳元で叫んだ。うるさい。
快「ぐっ!?!?(キーーーン)」
青「おはよう!もうHR終わっちゃったよ!!放課後カフェにスイーツ食べに行くんでしょ!早く起きなさいよ!」
快「うるっせーーーーーッ!もう少し優しく起こせねぇのかよこのアホ子!」
青「起こしてあげたのになによー!!」
紅「黒羽くん、おはよう。」
快「おはよう!青子はちったぁ紅子を見習えよ!」
青「はあ?!このば快斗!」
紅「ところで黒羽くん。今日はカフェに行くらしいわね。」
快「あ?オメーも行きてぇの?別に奢んねーぞ。」
紅「そんなつもりはさらさらないわ。忠告しておくわ。今日行くのはやめなさい。」
快「あ?なんでだよ。」
紅「邪神ルシュファーのお告げよ。時計の針が4番目を廻る時現れし小さき光の魔人、白き罪人の正体を見破らん。」
快「まーたくだんねー占いかよ…」
適当に話を流す。そして彼は後々ちゃんと紅子の占いを聞いておけばよかったと後悔することになる。
そして時間は経って3時ごろ、快斗達は放課後カフェで絶品スイーツに舌鼓を打っていた。
快「うめー…!」
快斗は生クリームがこれでもかとのったガトーショコラを幸せそうに頬張っていた。
青「ガトーショコラにココアなんて、快斗はまだまだ子供舌ねー!」
快「うっせ!」
快斗が幸せな気分でケーキを食べていると、突如後ろから、
👩「何よ浮気しといてその態度!!」
後ろから女性の金切り声のような、叫ぶような声が聞こえてくる。
👨「お前がつまんない女なのが悪いんだろうが!」
場所も気にすることなく男女が声を荒げながら喧嘩している。青子も、周りの客もちらちらと彼らを迷惑そうに見る。
快(おいおい浮気喧嘩かよ……男の方最低だな…)
👩「そうやっていつもいつも私のせいにしてッッ!!もう許せないッッッッ!!!!!!」
そういうと女の方がカバンから包丁を取り出した。
快「!?」
👩「愛してたのにッッッ!!!!!!!!」
👨「おまッ!?やめッッ、」
咄嗟に駆け寄り、手刀で女の手を叩いて包丁を取る。
快「いッッ…」
手の甲に赤い筋が通り、そこから血が止めどなく溢れる。
👩「えっ…ッッ…、???あぁ…っ!?ごめんなさい…ッ」
女は脱力して地面に座り込んだ。
👨「チッ…、は?!何すんだガキ、離せッ…」
男は舌打ちをし、逃走しようとするするが、周りの客に取り押さえられたようだ。
👩「ごめんなさい…ごめんなさい…」
店員「お客様!?お怪我は大丈夫ですか?!」
快「大丈夫です。少し切れただけなので…」
救急箱を持って店員が駆け寄る。強がりをするが、かなり深く刃が通ったようで、小さな血溜まりができている。
青「かっ、快斗…!」
快「青子、金は俺が払っておくから先帰ってろ。」
青「ッで、でも…!」
快「お願いだから!!」
青「わ、わかった……青子のお金ここ置いとくから…」
それから店員に包帯を巻かれて、客が通報したのか、警察が来て事情聴取された。
被害者だったので、店から感謝と、割引券をもらい、店を出た。なんだかんだで時刻は4時。
快「あー…つかれた…」
?「ねぇ、お兄さん」
後ろから幼い男児の声が聞こえた
快「あー?なんだボウズ…」
後ろを振り向いた瞬間、全身から冷や汗が出た。
そこには、怪盗キッドのある自分の、油断のならない好敵手、江戸川コナンが立っていた。
コメント
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こんな 素敵な小説を 書く方 の 1人目のフォロワー に なれて とても 光栄 です >< 活動 応援 してます ^..^