テラーノベル
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バン!
勢いよくドアが開いた音がする。
ん~?明るい…朝?まだ眠い…
「んもう!毎朝毎朝!なんで自分で起きないのよ!」
隣に住むあきちゃんの声…いつも朝に起こしに来てくれる。
「ほらさっさと起きて!」
うちはお母さんのパートが早いので、毎朝起こしてくれるようにあきちゃんにお願いしてくれてるそうだ。
あきちゃんも僕のお母さんからのお願いなので断りづらいらしく、嫌々みたいだけど毎朝来てくれている。
ただ前はもう少し普通に起こしてくれていたのに、ここ数日は起こし方にトゲがある気がする。
僕がすぐに起きないのと、起きてもすぐ支度しないので、あきちゃんは早くに起こしに来て、また帰って着替えて学校に行く。
「あきちゃん、いつもありがとう…」
「こら!また、寝ようとするな!」
だって眠くて…ん?そういえば今日は…
「あきちゃん、今日って…」
「なによ?」
「土曜日じゃない?」
「なに言ってんの!?寝たいからって…あれ?そうだっけ?」あきちゃんは僕の部屋のカレンダーを見て止まる。
「まぁ休みに早起きするのもいいでしょ?悪かったわね!」出ていこうとする。
「あきちゃん、待って!」呼び止める。
「…なに?謝ったでしょ?」謝ってた?
「いやそれはいいんだけどなんか怒ってる?」
「怒ってないわよ」
「怒ってる」
「別にいいでしょ!?私のことなんかなんとも思ってないくせに!」
「なんのこと?いつも起こしに来てくれてありがとうって思ってるよ?」
「そうじゃなくて!この前クラスの男子と話してたじゃん!私のことなんかなんとも思ってないって!」
あ、聞かれてたのか…クラスの男子にいつも仲良しでいいな、付き合ってんじゃないの?と言われて、恥ずかしかったのでとっさに言ったやつだ。
「あれは…その、みんなに色々言われて…つい…」確かに言ったのでなんとも言えない。
まだ周りには付き合うとかしてる男子もいないし、家が隣で仲がいいのはいいし、でもやいやい言われるのは嫌だったんだ…
「別に?付き合ってないし?それは否定してもいいんだけど、なんとも思ってないってのはひどくない!?こうして毎朝めんどくさいのに起こしに来てるのに」全くその通りだ。
「ごめん!なんとも思ってないってのは嘘だよ!いつも本当に感謝してる!」
「ふんだ!それで?他には?」
え~?他に?
「う~ん…優しいし、かわいいし…」
「優しい!かわいい!ふーん、うんうん、それから?」
少し気分が良くなってきた?
「え~と…それから?…それから…あっ、おっぱいが大きい!」
「…」
あきちゃんの顔がみるみる赤くなっていく。
「何バカなこと言ってんのよ!」
「でもクラスの男子はみんな言ってるよ?白戸はおっぱいが大きいって。それでおっぱいが大きいあきちゃんと仲がいいからってみんなにからかわれるんだ」
「もう!男子たちって!みんなバカ!」
コメント
2件
やっべこういう展開大好物すぎる、え、食べていいですか?ってレベル