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ノベル初めてなので下手かもです
⚠ご本人様には関係ありません⚠
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Kzh視点
最近、彼氏が出来た、叶
話をしていると楽しそうに笑い
いつも周りをちょこちょこと歩いている、可愛らしい
そんな叶に、彼氏が出来た
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最近叶の話に、優太と言う人が必ずと言っていいほど出てくる
面白い、優しい、かっこいい、話の内容は大体この3つで
叶も最初は”優太さん”と言っていたのに、いつの間にか”優太”になっていた
正直言うとあまり嬉しくは無い
だが、好きな人に嬉しい思いをしてもらいたいのは変わらないから
ひたすらに話を聞く、それであいつの気が済むなら、心が埋まるなら
実際叶から、「恋人が出来た」と聞いた訳では無いが恐らくそうだろう
話をしている時の笑み、声色、気分、雰囲気、全てが物語っている
そして俺は、叶から距離を取る事にした
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「ねぇ、葛葉。どうしたの?」
「どうもしねぇよ、、」
「、、今日一緒に帰ろ」
「いぃ、、」
「葛葉っ!」
俺は走ってその場を離れた
上手く距離を取れているか、そればかりが不安で仕方が無かった
もし本当に恋人が出来たなら、俺の事は忘れて欲しい
覚えていられると、きっと、もっと、苦しくなるから
多分今日も優太と言う人間の話を聞くことになると思い
咄嗟に逃げ出してしまった
なぜ、逃げ出してしまったのか?
そうだ、嫉妬だ
自分は知らぬうちに嫉妬をしていたんだ、
色々な感謝がぐちゃぐちゃになって立ち止まり、気づいたら泣いていた
誰も居ない道に自分のすすり泣く声が響く
「かなぇ、、、、」
消えそうな声で呟く
後ろからとても聞き覚えのある足音が聞こえる
早く涙を止めなければ、そう思っても溢れ出す感情が止まらなかった
「葛葉ぁっ!」
「ごめん、、、」
「、、!」
俺はそう言うと叶を抱きしめた
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Kne視点
僕は葛葉が好きだ
僕はまだ葛葉にこの気持ちを伝えられてない、伝えられる訳ない
きっと葛葉はちゃんとした恋愛をしたいと思うし、僕的にもして貰いたい
僕の気持ちに付き合わせる訳にはいかない
そう思い、この気持ちを伝えず飲み込んだ、つまりは
他の人の話をすれば、この気持ちを忘れられる、しまい込める
そう思い、葛葉といる時に仲のいいマネージャーさんの話をして
話をしている時の笑み、声色、気分、雰囲気、全てを意識した
そして出来るだけ楽しそうに話すと葛葉は
「そっか、良かったな笑」
と笑顔で優しく聞いてくれた、このままじゃ気持ちが増してゆくばかりだ
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話の内容も増え、本当にマネージャーさんとの仲も前よりもっと良くなり
いつの間にか呼び捨てになっていた、
だが葛葉への気持ちが変わる事は無かったそして
葛葉の様子が最近おかしい、苦しそうというか、悲しそうと言うか
心做しか距離を置かれている気さえした
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今日、一緒に帰ろうと誘うと断られ走って行ってしまった
僕は無意識のうちに後を追っていた
「かなぇ、、、、」
確かに聞こえた自分を呼ぶ声、消えてしまいそうな声
静寂だからこそ聞こえた、そのか弱く繊細な声、急いでその場に向かい
僕が名前を呼ぶと
「ごめん、、、、」
そう一言呟くと葛葉は僕を抱きしめた、
苦しくなるくらい、クラクラするくらい
その苦しさが幸せにも感じる
その幸せを返すように僕も葛葉を抱きしめる
葛葉はびっくりしたような顔をしたがその次の瞬間
唇を重ねるだけのキスを落とされる
顔に熱が溜まってゆく感覚がする
恥ずかしくなりそっぽをむこうと首を傾けると、
一瞬視界に入った葛葉の顔が耳まで赤くなっていた
「ふははっ笑」
思わず吹き出してしまい「何笑ってんだよ」と拗ねられてしまった
「ごめんごめん、くーちゃん愛してるよ」
「その呼び方ヤメロって言ってんだろ笑」
「、、、、ごめんね、嫉妬した?」
「、、別に」
「そっか」
「叶、付き合お」
「うん、付き合おっか」
そして、僕と葛葉が同棲するのは、また別の話