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永勇「ん……」
?「あれ?起きた?」
永勇「……」
保健室の先生「あなた、道端で倒れたんだってね」
保健室の先生「大丈夫なのかしら?」
永勇「は、い….」
久しぶりに大人の女性と話した
永勇「あの、俺を運んでくれたのって?」
保健室の先生「あぁ、蜜永ちゃんよ」
永勇「み….な?」
保健室の先生「え、えぇ…」
永勇「波実じゃないのか…」ボソッ
俺は呟いた
保健室の先生「え?」
不思議に思ったのか
首を傾げている先生
永勇「いや、何でもありません…」
何も思われたくなかった俺は
そう答えた
保健室の先生「そ、そう?」
保健室の先生「あなたのクラスは1−4よ」
永勇「わかりました。ありがとうございました」
保健室の先生「いいえ〜お大事に」
そう言われて、保健室から出た
俺は運んでくれた人にお礼をしようと思った
蜜永って人らしい
教室の前まで来た
永勇「…..ふぅ」
俺は緊張していた
もともと学校自体久しぶりだ
教室のドアを開ける
と、同時に視線がこちらに突き刺さる
ザワザワ
何か噂を言われている気がする
モブ「ねぇ….あの人じゃない?」
モブ「蜜永ちゃんのハンカチ盗んだうえ」
モブ「倒れたふりしてセクハラしたっていう人」
なにか嘘の噂を流されているらしい
とてもめんどくさい
放課後になって
女に呼び出された
?「ねぇ、あんたさ」
永勇「…..なに?」
?「蜜永ちゃんに変なことしたんでしょ?」
永勇「してない」
?「私見たし」
?「そもそも、なんで倒れれるのよ」
永勇「え?」
?「いや、だって、」
?「ちょっと走ったくらいで倒れるとか」
?「体力そんなにないの?」
どうやら嫌味を言われてるらしい
グチグチとその間も言われていて
話している内容はとくに
俺の嫌味ばかりだったが
少し気になる部分があった
?「そんなんだから、彼女は」
?「自殺したのよ」ボソッ
永勇「は?」
なぜ元カノのことを知っている?
なぜ俺にわざわざ嫌味を言う?
疑問は色々あったがそれどころではない
?「なによ」
永勇「お前、俺のこと知ってるのか?」
?「はぁ?」
?「知ってるって….」
?「なんのことよ」
その女は目を逸らしていて
隠そうとしているのが
丸わかりだった
永勇「….お前名前は?」
?「……川園 並柄(かわぞの なみえ)」
永勇「!?」
永勇「川…..ぞの??」
並柄「えぇ、そうよ」
永勇「お前、随分変わったんだな」
並柄「まぁ、ね」
この女は元カノの