「んん〜暇だなぁ」
あの日を境に俺は幽霊になってしまった
幽霊、と言っても地縛霊なので
死んだ近くしか歩けない。
通行人に気づかれない、声を伝えられない
寂しすぎ…
もう朝の登校時間か
近くの学校の生徒がチラホラやって来る
「いいなぁ…」
聞こえもしない独り言。
楽しく喋りながら登校している生徒を見てると
辛い。
永遠に僕は人と喋れない
「…」
ふと目に止まった生徒がいた。
赤いマフラー、青いニット帽を被った人。
別の3人と仲良く話している
僕も話したい…
🟦)パチッ(ウインク)
ぇ…?こっちに向かってウインクしてくれた?
いや、見えるはずないもん。
気の所為だ。
帰り、あの人が帰るの待とうかな
セ イ ナ ナ
あの制服、青七高校かな
俺が受験で入りたかった学校だっけ?
もう、死んで数十ヶ月経ったから忘れちゃった
はぁ…
俺が生きてた時の友達元気かな?
あれ、、、友達、、、どんな人だっけ?
アオ、、、なんだっけ?
まぁいいや
あの人のこと、待とう
もうそろそろ帰ってくるかな?
そう考えていると今日の朝赤いマフラーの人と一緒に居た人達が来た。
帰りは一緒じゃないらしい
一緒に過ごして、話して、笑って、、、
生きてる人っていいなぁ…
少しだけ3人組の話が聞こえる。
🟨「今日帰ったらゲームしようぜ」
🟥「何やる〜?」
🟪「何でもいいよぉ〜」
🟥「何でもいいが1番困るんだけどw」
🟨「後でラインであいつもゲーム誘うか」
っ…
普通の日常会話。
それでさえも羨ましい。
ボクも友達と喋ったりゲームしたい
そんな事を考えていたらかいつの間にか時間が経っていた。
ア、あの人だ!
『あの…!』
🟦「ん?なんですか?」
『僕のこと見えるんですか!?』
🟦「何となーく。君、普通は見えては行けない人でしょ?」
『っ…』
その言葉は喋り相手が出来る嬉しさと
改めて自分が死んだということ自覚させられた
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩500♡
コメント
3件
最高やろ…… 推しの絡み最高!! フォロー失礼します!! これからも頑張ってください!!
伝い忘れていましたが 『』は主人公、みどりくんの声です 「」は主人公以外の声の吹き出しです