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知り合いAの話

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知り合いAの話

1 - 第1話

2024年09月20日

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僕の友達のAさんの話僕には、“Aさん”という知り合いが居ます。

これは、そのAさんの話です。


Aさんと僕は幼なじみです。小さい頃のAさんの夢は「男の子になること」でした。

小学4年生のとき、Aさんは“自分が普通では無い”と思ったそうです。周りに、「気持ち悪い」と言われたのが原因でした。自殺も考えたそうです…が、ある日のネットニュースでLGBTの事について取り上げているニュースを見て、自分1人ではないと知り、気持ちが楽になったそうです。

そのまま時が過ぎ、僕達は中学生になりました。

Aさんは、とてもカッコ良くなりました。ですが、周りがソレを変だと言います。

「男の子みたいで気持ち悪い」「女の子でしょ?」「女の子らしくしなよ」「イキってんの?」

Aさんはとても強くなっていました。

笑顔で、「これが俺のやりたいことだから。」と返すのです。Aさん、いや、Aくんはとても綺麗でした。

Aくんの家族は、LGBTについての理解がありません。

「女の子らしく生きろ。それが当たり前。」どれだけ説明してもなかなか理解してくれないそうです。

学校の先生にも、友達にも、LGBTの事について理解し難い人がいます。その中でAくんは、強く、笑顔で生きているんです。



理解しろとは言いません。でも、悪口を言うのは違うと思うんです。「普通」ってなんなんでしょう。「当たり前」ってなんなんでしょう。「普通」や「当たり前」は人の数だけあると思うんです。Aくんには“Aくんの普通”があって、僕には“僕の当たり前”がある。


それだけは、理解して欲しいんです。


これからも、Aくんには、ありのままで居て欲しいです。



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