「お前と付き合って損したわ!今後一切その顔見せんなや‼︎」
その言葉をきっかけに俺の中のカラクリはまた動き出した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は潔癖症だ。
小中とあまり笑わなく人見知りで口数も少ないからあんま人とつるむのは嫌いだった、だが唯一心を許して話をできたのは幼馴染の古森元也だった
俺と元也は小中高と同じ学校で一緒にバレーボールをしてるうちに高校No. 1リベロや全国3本指に入るスパイカーにもなっていた。
そしてバレー一筋の人生を生きていたら約10年後、俺はMSBYブラックジャッカルに所属、そして元也はRIZINに所属してチームは離れても元也以外に心を許さないと決めていたつもりが、たまたまチームが一緒になった有名なセッターにいわゆる一目惚れというのをしてしまった
その男の名は【宮侑】高校No. 1セッターとも呼ばれましてやイケメンセッターとも呼ばれてたりするうるさい関西人に俺は惚れてしまった
俺は元々人に興味がなく、人を好きになるなど全く持ってなかったのに、
「なんで今惚れるんだよ…///」
宮は顔完璧、実力は本物、性格は…もうすこし
性格重視の俺が顔だけで選ぶのは絶対にないはずなのに宮に惚れてしまった。本当にこれが恋心なのかわからず、元也やチームメイトにまで相談した。
佐久早「なぁ元也」
古森「どうした?」
佐久早「その…相談があってだな…..」
古森「え!聖臣珍し〜!どんな相談?」
佐久早「…….きな……..で…た….///」
古森「えぇ?なんて?」
佐久早「だから!好きな人ができたんだよ///」
古森「はぁあああああ!?」
佐久早「なんだよ…!悪いかよ…///」
古森「え?聞き間違えかもしれないから聞くけど、好きな人できたって言った?」
佐久早「うん、言った….」
古森「今ぁ⁉︎その年齢でぇ!?」
佐久早「うるせぇな!恋に年齢は関係ねぇよ!///」
古森「まぁ驚いたけど…どんな人?清楚?ギャル?」
佐久早「ん〜…ギャル?かな」
古森「えぇ〜?聖臣そっち系〜??いがぁ〜い!」
佐久早「多分お前が想像してるのと少し違うぞ」
古森「ふーん?セクシー系?キュート系?」
佐久早「まだ聞くかよ…イケメンセッターって呼ばれてるから、セクシー系?かな…」
古森「え?待って待って今イケメンセッターって言った??」
佐久早「言ったけど…..それがどうした…..」
古森「イケメンセッターってあの【宮侑】?」
佐久早「…….そうだよ///」
古森「えっ!?お前男に恋してんの!?」
佐久早「してるよ…….残念なことに……///」
古森「へぇ〜?ふぅ〜ん?」
佐久早「なんだよその顔….」
古森「べっつにぃ〜?」
佐久早「腹立つ…..」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はイケメンセッターと呼ばれている。
俺には双子の弟、治がおって、一緒にバレーボールをして楽しんどった。
小中高と治と同じ学校にいて俺の持ち前の明るさで結構有名な双子やったしなんとも治とは喧嘩が多く、双子乱闘やら言われてどっちが勝つかで昼飯も賭けられた、約10年後、俺はバレーの道に行ったが治はなんとおにぎり屋を開いておった。
大学も行かずにMSBYブラックジャッカルに所属してそしたら喧しいミミズクヘッドやオレンジ髪の可愛らしいチームメイトもあっていつのまにか俺はツッコミ役のアランくんが恋しくなってしゃーないわ!!
俺は好きな人は比較的できる方やったけど彼女はバレーに響くと思って作っとらんかったけどもうところがどっこい学生も辞めてプロバレーボーラーとして生きてるのにここでまたまた恋に落ちた
そいつは黒髪で、けど過度な潔癖症で人見知りであまり人と接点がないような人に俺は惚れた!
自分でも思う
(なんで俺こいつに惚れたんやろ…)
恋に落ちることなんかよくあったけど、今回は男だから対応に難しくてアタックするかそれとも女の子と同じ扱いをするか迷いに迷った。
侑「あ〜‼︎もうどうしたらいいかわからへんっ‼︎」
治「なんやツムうっさいのぉ」
侑「聞いてやサムぅ〜!」
治「なんや、くだらない事だったら店からでてってもらうからな、はいこれトロ」
侑「ありがとう!サム‼︎」
〜侑食事中〜
侑「あのな….心して聞いてや」
治「…..なんや….借金したんか…..?」
侑「ちゃうわ!」
侑「あのな……俺好きな人ができてん…..///」
治「なんやそんなことか、お前昔からよく好きな子変わるよな」
侑「ここからが重要やねん!聞いても笑わんといてな!」
治「笑わんよ」
侑「その好きな人、男なんよ」
治「……..え⁉︎」
侑「俺男に惚れてしまってん〜!世間一般的にみたら変かな〜?男好きって〜!」
治「流石に男に惚れたのは驚いたけど、まぁそんな人そこら辺にわらわらいるやろ、気にせん方がいいで」
治「俺はその恋応援するけどな」
侑「えっ!?マジで?サムの事だから全否定されると思った〜‼︎」
侑「ありがとう‼︎頑張るわ!!」
治「おう、がんばれ。」
侑「でもな〜相手に好意を伝えるにはどうすればええやろ〜…」
治「ほんならさ」
佐久早「どうやって相手に好意伝えたらいいかな」
古森「だったら〜」
治&古森**『連絡先!聞いてみればいいよ!」**
佐久早&侑「…っえ⁉︎」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日…
侑「おはざぁ〜す…」
侑(まだ佐久早来てないんやな…朝弱いんかな)
木兎「ツムツムヘーイ‼︎どお?元気??」
日向「おはようございます‼︎今日も練習頑張りましょ〜‼︎」
侑「朝から喧しいのぉ‼︎師弟コンビぃ‼︎」
<ガチャ…
侑「…….!!」
佐久早「おはよ……ま….す……..」
侑(え〜⁉︎朝弱いん自分‼︎?意外すぎる!!)
佐久早(あ〜ねっっっみぃ…….きちぃ……..)
侑「おぉ!おはようおみくん!」
侑「朝弱いんやね!なんか意外やわ!」
佐久早「……んぇ?あぁ…….」
佐久早&侑(あっ、そうだ連絡先交換しないと….!!!)
佐久早&侑「なぁ」
侑「あっ….」(あぁぁぁあ〜!!!!やったわぁぁぁぁ〜!!!!)
佐久早「…..」(うわマジかここで合うのかぁ〜)
監督「ほら!練習やるぞ〜!」
選手ら「はぁ〜い」
練習終わり
侑「う〜….今日もキツかったぁ〜‼︎」
日向「侑さん!トスあげてくださいよぉ!」
侑「あぁ〜また今度なぁ〜!ちょっと今日疲れてるわ〜….」
日向「えぇ〜、わかりました!しっかり休んでくださいね!」
侑「ありがとぉ〜」
佐久早「ふぅ、疲れた」
佐久早(てかなんか指痛いな…気のせいか)
侑(臣くんの体ほっっっそぉぉ〜、すぐ折れそうやなぁ…..)
侑「ん?臣くんちょっとその右手の人差し指見してや」
佐久早「え、何、痴漢?」
侑「ちゃうわ!その指だと多分スパイク上手く決めれないで、テーピングしてやるからこっち来」
佐久早「……」
佐久早「てか、宮、連絡先交換…..しないか….?///」
侑「…..っえ?////」
侑「いいで、これ俺の…..////」
佐久早「おう….登録しとく…..///」
侑「うわ!臣くん顔真っ赤か〜!」
佐久早「うるせぇよ….悪いかよ….」
侑「いや〜?ただ可愛らしいと思っただけぇ〜!」
佐久早「俺は可愛らしくない」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして俺は臣くんと連絡先交換できて、よくメールを送ってたそしてさりげなく好意も伝えとったそして今度の完全オフの日にデートに行くことになった。
侑「なあ臣くん」
佐久早「何」
侑「今度の休み一緒に買い物行こうや」
佐久早「‥いいけど、どこに?」
侑「じゃあそこのららぽーと行こや!」
佐久早(ららぽーとか….人多いだろうし…..)
佐久早「ん〜……….」
侑「いやならいってな」
佐久早「いや、だ….」
侑「ん〜じゃあどこ行こうかな〜」
佐久早「宮…..の家、が…いい…..///」
侑「….っへ?//」
侑「お、お家デートか!じ、じゃあ俺ん家にするか!//」
侑「一応聞くけど….泊まる?///」
佐久早「….ん…」
<ガチャ
侑「ただいま〜….」
侑「まぁ、一人暮らしやからおかえりが帰ってくるわけないけどな」
(今日が7月7日やから、3日後臣くんうちにくんのか…..)
侑「ってよー見たら家汚ったなぁ!!!!こんなところにあの潔癖症の奴入れたら死んでまう!!」
最終的に家が完全に綺麗になったのは7月9日、2日経っていた。
ゆうてやましい事はないと思うけど一応….なっ!泊まりやし….なっ!
侑(はぁ〜!明日臣くん泊まりに来るとか幻みたいや〜!何事もありませんように!下心はあるけど!!)
翌日….
<ピンポーン…
侑「….‼︎はぁ〜い!今開けまーす!」
佐久早「….よぉ」
侑「あぁ!臣くんか!上がって上がって!」
佐久早「お邪魔します…」
佐久早「宮の家の割に綺麗だな」
侑「失礼な!ちゃんと(2日かけて)掃除してますぅ〜!」
佐久早「腹減った、コンビニ行くぞ」
侑「えっ今?ちょ、臣く〜ん!待って!」
佐久早「早くしねぇと置いてくぞ」
店員「いらっしゃいませ〜」
佐久早「具材だけ買うか….」
侑「え?せっかくコンビニ来たんやから具材だけ買わなくてもよーない?」
佐久早「おっさんとかが手も洗わず握ったおにぎりが食えるかよ….」
侑「いやそんなわけないやろ!」
侑(ん?お酒かぁ….いーこと思いつ〜いた!)
侑「なぁ!臣くん!酒飲む?」
佐久早「酒か、明日も確かオフだよな」
侑「うん!オフやで?」
佐久早「じゃあ、飲もうかな度数低めのやつ」
侑「何〜臣くん弱いん〜?」
佐久早「はぁ?俺は弱くない、ちゃんと酒について知ってるから度数低めのやつにしてるんだ」
侑「じゃあ、弱くないんやったらこの、ウイスキー飲めるよな?」
佐久早「…上等だ、飲んでやる」
侑「まいど!」
店員「お会計1350円です」
侑「Pay⚪︎ayで」
店員「お買い上げありがとうございました〜」
佐久早「….悪いな金出せなくて….」
侑「いーのいーの!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜
侑「はぁー!臣くん次入ってええよ〜」
佐久早「おう…」
侑「なんの映画見る〜?」
佐久早「じゃああのコはだ⚪︎れ見る」
侑「おい!それホラーやないか!」
佐久早「なんだ?怖いのか?」
侑「怖ないわ!ほら見るで!」
佐久早「…..怖くないんだったらなんで俺の腕にしがみついてんの….」
侑「予防!」
佐久早「なんのだよ…」
『 かんぱぁ〜い! 』
侑「うまぁ〜!やっぱ酒ってええなぁ〜!」
侑「なぁ、臣くんウイスキー勝負せん?」
佐久早「いいぜ上等だ」
侑「じゃあこのグラスのウイスキーを一気飲みしてどっちが酔わずに多く飲めるか勝負や!」
佐久早「受けて立つ」
侑「一杯目いただきま〜す!」
ゴクゴクッ
侑「はぁ〜!一杯目おわり!」
侑「ほんなら臣くん!」
佐久早「んん….」
ゴクゴクッ
佐久早「うっ….ふ….」
侑「お?臣くんどぉした?ほんまは酒弱いんちゃうん?」
佐久早「弱…く…..ない….!」
侑「じゃあ2杯目行こう!いただきます!」
ゴクゴクッ
侑「あ、なんや2杯目の方が美味しい!」
侑「じゃあ臣くん行こう!2杯目美味いで?」
佐久早(これ以上飲んだら変な姿見せることになる….!でも飲まなきゃ…..!)
ゴクゴクッ
佐久早「ふぅ….も…無理….!」
侑「え!ほんまに?弱ない?」
佐久早「宮ぁ〜…」
侑「ん?何?」
佐久早「….好き….//」
侑「…….はぁ!?///」
侑「何言ってるん!///嘘やろ!///」
佐久早「嘘じゃな〜い….本当に好き…///」
侑「うわよー見たらベロベロやん!自分!嬉しいけど酒の弱さに今ビビってるわ!」
侑(まてよ?逆にもっと酒飲ましたら甘々になるんじゃ?よし、ほろ酔いの缶の中にウイスキー入れるか…)
侑「はい臣くんこれ、ほろ酔い」
佐久早「…….」
侑「臣くん?…って寝てるし!」
侑「…しゃーない片付けて布団敷くか」
侑「ほんま死んだように寝るなぁこいつ….」
侑「おやすみ、聖臣」
ー朝ー
佐久早「…ん」
佐久早(朝か….うわ昨日の記憶ねぇ….変なことしてねぇかな…….)
佐久早「いっ⁉︎」
佐久早(え?嘘だ嘘だ酒飲んで体調崩すなんて俺は一度もなかったのに)
佐久早「もしや…..お前か….‼︎」
侑「…んぁ!」
侑「なんや朝っぱらからうるさいのぉ‼︎」
佐久早「おい宮‼︎お前昨日俺に何をした‼︎」
侑「はぁ⁉︎なんもしてへんわ‼︎」
侑「あっそういえば臣くんウイスキー2杯飲んだったで」
佐久早「はぁ⁉︎俺が飲むわけねぇだろ!お前無理矢理飲ましただろ‼︎」
侑「ちゃうわ!俺とウイスキー勝負してお前が2杯で潰れたんや‼︎そしてお前はまんまと俺の煽りに乗っただけやで⁉︎」
佐久早(待て、そんなことあったか….っは!あった!やばいな飛んだアホになってた、よしまず最初に俺が何したかだけ聞くか)
佐久早「その時俺は何してた」
侑「ベロベロに酔って俺に告白してた」
佐久早「…….///」
佐久早「嘘は大概にしろ。」
侑「ほんまやって!嘘じゃない、本当に好きって言ってたで⁉︎いや〜でもあの時の臣くん可愛かったな〜‼︎」
佐久早「はぁ⁉︎ふざけんな‼︎俺がお前の事好きなわけ‼︎///」
侑「じゃあなんで今回のお泊まりOKしたん?好きじゃないなら潔癖のお前がお泊まりするわけないやん」
佐久早「それは…その….///」
佐久早「もういい帰る」
侑「あ、ちょい、待てや!!」
ガシッ
佐久早「…なんだよ」
侑「俺も臣くん、いや聖臣の事ちゃんと好きやから」
佐久早「……」
侑「聖臣?どうした…?」
佐久早「名前は違うだろ…////」
佐久早「腕離せよ…!///」
侑「え、あ、ごめん…またな!」
佐久早「うん、『 またね 』」
<ガチャン…
侑「聖臣のあんな顔初めて見た///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月日は流れ
10月7日、またまたオフの日だった。
俺と宮とはよくオフの日に会っていたためほぼほぼ毎日一緒にいた。
そして、ついに俺のカラクリはまた作り始めた気がする。
侑「やっほ〜聖臣」
佐久早「あぁ、侑か、ナンパかと思った」
侑「するかいアホ‼︎」
侑「真面目に聞いて欲しい」
佐久早「….?」
侑「俺と、
【付き合ってください】
必ず幸せにします」
佐久早「…..」
佐久早『よろしくお願いします』
侑「….!!!聖臣〜‼︎」
ガバッ
佐久早「うおっ!なんだよ…..」
侑「聖臣がそんなに真面目に聞いてくれるとは思ったらわかった〜‼︎」
佐久早「失礼な野郎だな」
プルルルッ….プルルルッ….ガチャ
佐久早「もしもし元也?」
古森「どした?」
佐久早「宮侑と付き合うことになった」
古森「え!マジで!おめでとう‼︎」
佐久早「ありがとう、でも悩んでることあって」
古森「?何?」
佐久早「同棲ってどうかな…//」
古森「えっ同棲⁉︎」
古森「なんで?急にどうしたの⁉︎」
佐久早「いや、なんか人が近くにいないと寂しいって言うか…」
古森「あ〜お前昔からそうだよな〜!拗ねると近づくなとか言ってくる癖周りに人がいないとやってくるやつ!」
佐久早「うるせぇ」
古森「いいんじゃない?俺物件探してみる?」
佐久早「いや侑がなんて言うかだからまだ大丈夫」
古森「わかった!おめでとう‼︎」
なんでここで俺は侑と同棲するという選択肢を出していたのか、出してなかったらまだ幸せだったのに。この時はまだ俺は付き合った事で浮かれていたあともう少し、慎重に物事を考えていれば俺はこいつをめちゃくちゃせずにすんだのに
佐久早「なぁ侑」
侑「んぅ?何?」
佐久早「一緒に住まないか」
侑「え⁉︎それってつまり….同棲?って事でいいですかね?」
佐久早「….そう」
侑「全然ええで!むしろ俺も誘おうか迷っとってん!」
佐久早「じゃあ、物件探すか、一軒家かマンションかアパート、どれがいい?」
侑「ん〜臣くんと家でも少しバレーしたいから、家建てるか‼︎」
佐久早「え、家建てるってどんな」
侑「でっかい家!」
佐久早「金めっちゃかかるけど、いいの?」
侑「俺ら二人今の職業何よ!」
佐久早「プロバレーボーラー….」
侑「そして今度なんの試合にでる?!」
佐久早「東京五輪…」
侑「ほんならいけるって!大丈夫!お金は心配せんでもええよ!」
佐久早「でも一緒に住んでお前が家をめちゃくちゃにするからお前を追い出す」
侑「大丈夫!多分安心して!」
佐久早「多分なら無理じゃん….」
そして家を建てることに….もちろん契約者は佐久早聖臣。
店員「いらっしゃいませ〜物件をお探しに?」
侑「いや家を建てたくて、いい感じの敷地ってありますかね?」
店員「あるにはありますが、何LDKですか?」
侑「2LDKで!」
店員「承知いたしました!駅からは徒歩何分ぐらいがいいですか?」
侑「ん〜、じゃあ8分前後ぐらいで!」
店員「ちょうどよく一つありましたよ!こんなかんじの〜」
侑「ーー、ーー!!」
店員「ーーーーー、ーーーー!」
店員「わかりました!それでは駅から徒歩9分の2LDK、二階建てですね!」
侑「はい!よろしくお願いします。」
店員「では料金の方が、3000万となられます」
侑「うぅ〜!仕方ない払うか!」
店員「お買い上げありがとうございます!今日が10月11日ですので、11月5日ぐらいに建てられます!」
侑「わかりました!ありがとうございました」
店員「ありがとうございました〜!」
11月2日
新居ができたので引越しを始める、侑は荷物の整理がすごいめんどくさそう
侑「えぇ〜?何これ〜、ん〜もう服とか大切なもんは全部段ボールに詰めたから〜それ以外は捨てるか」
侑「よし!できたで!じゃあトラックに詰めるか!」
佐久早「…」
カサカサッ….
佐久早「⁉︎」
佐久早「え、なんで⁉︎なんでGが…⁉︎」
佐久早「…いや、今日でいなくなるんだ,ほっとこう」
配達業者「じゃあこのダンボールたち全部トラックに詰めちゃいますね!」
佐久早「あ、よろしくお願いします」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侑「ふぅ〜!着いた着いた‼︎よし段ボール中に入れるか!」
佐久早「待て、まだ家の中を掃除してない」
侑「え!新居なのに掃除するん?」
佐久早「当たり前だろ、Gが出ないために色々対策するんだ」
侑「あぁ、それはありがたいけど、えぇ?新居も?」
佐久早「侑も手伝え」
侑「あいあい」
侑「うわ〜!やっぱ聖臣が掃除するとめっちゃ綺麗になるな〜!」
佐久早「このくらい当然だ、逆にお前の家はどのくらい汚れてたんだ?」
侑「結構綺麗だけどな〜?俺の家も」
侑「ふぅ〜!これで段ボール全部?」
佐久早「ああ、あと俺の掃除グッズだけだ」
侑「掃除グッズも段ボールに⁉︎」
侑「なんか質素な部屋やな、他の家具でも買いに行くか」
佐久早「同感だ、行こう」
侑「車あるし、車で行くか」
佐久早「えっお前運転できんのか?」
侑「失礼な!運転免許証持ってますけどぉ⁉︎」
佐久早「なんか侑の癖意外だな….」
侑「着いた〜!ここならなんでも揃うやろ!IK⚪︎A‼︎」
佐久早「IK⚪︎Aか、久々に来たな」
侑「久しぶりに来たとか、引きこもりなん〜?」
佐久早「引きこもりじゃない、感染予防だ」
侑「もうコロナも五類やけどな!」
佐久早「お、この家具いいんじゃないか」
侑「ん〜?あ、ほんまや〜!じゃあこれと〜!ベッドも!ダブル買うか‼︎」
佐久早「え?2部屋あるんだから別々に寝ればいいんじゃ….」
侑「わかってへんな〜!臣くん!隣で寝た方が疲れが取れるんよ!」
佐久早「んな訳…て言うか腕離せ!周りの目が痛いんだよ…!!」
侑「んー?やだ❤︎」
佐久早「チッめんどくせぇ….」
侑「結局家に必要な家具全部買ったんちゃうん」
佐久早「だからこんなにいらないって何度も…💢」
侑「あれ?臣くんミニマリストかなんかやった??」
佐久早「ちげぇよ、こんなに家具が多いとGが入って来やすいんだよ」
侑「まあまあ!その時は俺が駆除するからな!安心しといて!!」
佐久早「信用ならねぇ…..」
佐久早「結局雑魚寝かよ…」
侑「床硬ぇ〜!腰痛てぇ〜!でもなんか楽しい〜‼︎」
佐久早「俺は嫌だ、ホテルの方がマシ」
侑「じゃあおやすみ❤︎臣くん!」
ギュッ
佐久早「はぁ⁉︎なんで抱きついてきて…‼︎///」
侑「こっちの方がよく眠れるんよ❤︎」
佐久早「……////」
佐久早「んぅ….朝か」
ドゴッ
佐久早「….?あ、そうだ抱きついて昨日結局寝たんだ…..まあまあ邪魔だな」
侑「痛っ….ん…朝か」
佐久早「今日確か家具全部届くぞ、覚悟しろよ」
侑「えぇ〜!今日〜⁉︎」
佐久早「コーヒー飲む人〜」
侑「はぁ〜い‼︎」
佐久早「ん、12時だから多分もうそろそろだぞ」
侑「しゃーない!いっちょがんばりますか!」
佐久早「対して筋肉もないくせに笑」
侑「あるで!」
ヒョイッ
佐久早「ひゃあ……!!」
侑「ほらな!臣くんをお姫様抱っこできるんやで!」
佐久早「もうわかったから!離して!おろして‼︎///」
侑「すごかったやろ〜‼︎」
佐久早「….うん」
ピーンポーンッ
佐久早「あ、来た」
侑「早‼︎マッハやん…」
侑「うわっ‼︎重っ!臣くんより2倍重い‼︎」
佐久早「そりゃあそうだろうな笑家具と人間は違うんだ」
侑「はぁ〜!疲れた…臣くんあんま家具運んでないやん!!俺に任せっきりかよ‼︎」
佐久早「あ、ばれた?」
侑「ありえん〜‼︎」
佐久早「ごめんってかっこよかったよ」
侑「家具運ぶ姿にかっこよさも可愛げもないわ‼︎」
侑「やっぱダブルベッドってええなぁ〜‼︎臣くんお昼寝しよや!」
佐久早「いいよ…」
侑「偉い素直やな…あ!わかった自分眠たいんやろ!」
佐久早「眠たくなんか…ないし……」
侑「ほら!来!めっちゃフカフカよ!」
佐久早「本当、だ」
侑「じゃあおやすみ〜臣くん❤︎」
佐久早「……」
侑「って寝んの早ぁ〜」
数日後
佐久早「侑どこ行くの?」
侑「ん〜?ちょっとな〜」
佐久早「早めに帰ってきてね」
侑「おん、じゃあいってきます」
佐久早「いってらっしゃい」
(なんか最近こんな事多いな、もしかして俺の他に女ができたとか…?いやいやそんなわけないあの侑が、女作….る….なんて…….な)
こんなことが週3であったため、俺は居ても立っても居られなくなったので探偵に依頼した
そしたら案の定女とデキていた証拠写真もバッチリ収めているから
『 どうやって使おっかな〜❤︎/// 』
こんな俺だがクールなのは表だけで、裏はバチバチなヤンデレで、元也にも家族にも誰にもこの事を伝えてない。だからこそ今回みたいな事が起きるのを待っていたなぜかって?
自分としても頭おかしいと思っているがやめられない❤︎
何人かに依存はよくしてたけど侑はここまで来るのが初めてだからどうしてやろうかすごい楽しみ❤︎
「フフ〜ン❤︎ど〜やって堕とそっかな〜❤︎とりあえず〜監禁とか、色々してみるか〜❤︎」
侑「ただいま〜」
佐久早「おかえり、遅かったね」
侑「あぁ、用事が長びいてな」
佐久早「お風呂入りなよそれからご飯食べよ」
侑「ん、ありがとうじゃあ先風呂入るわ」
佐久早(やっぱり、最近俺に興味ないのがよくわかるそっけないしでもショーはこっから❤︎)
侑&佐久早「「いただきます」」
佐久早「侑最近よく外出るけど何してんの?」
侑「ん?あぁ、ちょっと友達と遊んでるんよ」
佐久早「じゃあ、コノコ、ダアレ?」
浮気してる写真を見せる
侑「…..えっ、あっ、その….」
佐久早「友達なら、なんで腕クンデルノ?」
佐久早「オカシクナイ?」
侑「こ、これは!違う!」
佐久早「何が違うの?」
侑「ご、誤解だよ!臣くん…!」
佐久早「侑ハ誰ノ物?」
侑「…..へっ?」
佐久早「ニコニコッ」
侑「…..お前と付き合ってから、何か物足りない気、しとったから出来心で….」
佐久早「じゃあ、俺と別れるか、それともこの女と別れるかどっちかにして」
侑「じゃあ…..佐久早、別れよう」
佐久早「ふぅ〜ん」
侑「いいのかよ、お前はそれで」
佐久早「いいよ、女を取るクソ野郎と一緒にいられないからね」
侑「はぁ?」
侑「そんなん言われるんやったらお前と付き合わなかったらよかったわ。その顔今後一切見せんな」
佐久早「…..❤︎」
佐久早「そんな事言っていいの?❤︎侑くん」
侑「はぁ?なんやねんその呼び方、気色悪い」
佐久早「その水、飲んだ?❤︎」
侑「なんや、飲んだけど」
フラッ
侑「….⁉︎なんで?…..眠く…..なっ…..て……」
バタンッ
佐久早「少量の睡眠薬を持ったからね❤︎じゃあ一緒に地下にいこーねー❤︎」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侑「…..」
侑「っえ⁉︎ここどこ⁉︎」
ジャラッ
侑「手!なんでっ!」
佐久早「あ、起きた?おはよう❤︎」
侑「臣くん!助けてや…..!!起きたらこんな状況で……..!!」
佐久早「覚えてないの?お前が寝る前のキオク」
侑「….え?…..俺何かしたか?」
侑「あっ……..あれは!ちゃうねん….!!友達やねん!」
佐久早「うん、知ってるでもただの友達ならなんでホテル入ってったの?」
侑「なんで知って……!!!」
佐久早「探偵を雇った、よく働いてくれたよでもその探偵は俺の知り合いだ」
侑「は…..?なんでわざわざ探偵なんか….‼︎」
佐久早「お前を信用できなくなったからだよ。信用してたらこんな事してないし」
佐久早「俺がお前を信用できるまで、ここに閉じ込める。監視カメラとセンサーが付いてるから脱走は不可能だ」
侑「そんな…..」
佐久早「じゃあな、宮」
ガチャンッ
侑(ああ、俺やっちゃいけない事したんやな….ほんまにバカや、)
佐久早「元也今回探偵として動いてくれてありがとう」
古森「いいってことよ、でもすぐ浮気するような奴と付き合ってて楽しかった?」
佐久早「….どーゆう意味」
古森『 俺にしない?❤︎ 』
佐久早「…..気が向いたらな」
古森「ふ〜ん、そんな事言うんだ。じゃあ本気で振り向かせに行くから❤︎」
佐久早「やってみろ、俺の気はそんなに変わらないからな」
古森「でも今わかったお前のそのヤンデレっぷり、俺になら出していいよ?」
佐久早「…….」
佐久早「本当に?」
古森「いいよ」
古森「あんな奴置いて、俺と楽しい暮らしシヨーヨ❤︎」
佐久早「さぁな….やるかもわかんねぇし、宮を離すかもしれねぇ」
何十日後…
佐久早「宮、どうだ」
侑「あ、臣くん」
佐久早「もう出ていいぞ」
侑「あ….うん」
佐久早「どうした、そんなに外が嫌か?」
侑「いや、なんて言えばいいんやろなんかすごいこんなに気を確かで居られなかったのは初めてや」
佐久早「つまり?」
侑「お前と離れられて俺はクソ幸せもんや….‼︎」
佐久早「そうか…..俺もお前と離れられて幸せだぜ……‼︎」
侑「じゃあな、二度とそのツラ見せんな」
佐久早「当たり前だろ」
佐久早(…堕とすつもりだったのに❤︎元也のせいで….!!元也といればどれだけ幸せか考えてしまった….❤︎)
『 でも俺の声は、まだまだ届かなかったな 』
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