ある日の事……
~屋上~
時刻は深夜一時……
綾「はーぁ…疲れる…」
真夜中、私は屋上に居た
ナ「主様は何故、真夜中に屋上に?」
べ「疲れているのなら私達に甘えてくださればいいのに…」
主に気付かれないよう、こっそり見ていた。
綾「いい加減この感情は消さないと、忘れないと…」
ル「感情?」
主は消えろ消えろとその感情を忘れる為に消す為に何度も言っていた
綾「はぁ…はぁ……醜くて、情けなくて…」
ラム(そんな事無いのに…)
綾「こんなにも」
次に主が発した言葉は
[ 黒い私が ]
テ「黒い?」
綾「こんなにも黒い私が、皆にこんな思いを持ったらダメだよね…」
ハウ「思い?俺達に何を思っているのでしょうか…」
フェ(もしかして…不満……とか?)
綾「……考えたら考えるだけ増える」
そう言い、私は頭を手すりに打った
[ゴチン]
綾「痛っ!!」
テ「???!!」
ミ「主様?!」
綾「〜〜っ………この野郎…」
主は何度も頭を打った
綾「ヒリヒリするぅ…」
そう言いながら、膝から崩れる
綾「はーぁ…だけど…」
次に主の口から出た言葉は
[ 主という役目を持っただけの私 ]
ユ「え…」
綾「……何時まで私自身を壊せば…いいんだろ。」
ボ「は?」
主は更に言った
綾「私は…お姉ちゃんだから、主だから、 だから我慢…我慢しないと…」
ラ「何故我慢する必要があるのでしょうか?」
バ「主様が余り頼ってくれないのは、そういう事だったのか…」
ハ「別に我慢なんてしなくていいんだけどねぇ…」
綾「すぅ……はーーぁ…はぁ…はぁ……ん、 ちょっと息しずらいな…部屋戻ろうかな…」
ロ「主様戻って来ますよ!」
ル「彼処なら大丈夫そうだよ。」
皆は角の辺りに隠れました
綾「はぁ…疲れる…死ぬ…勉強疲れる…部屋戻ったら絵書こ。」
~主の部屋~
[ボフッ]
綾「無理ぃ…ずっと此処に居たいな……」
ユ「成程。」
べ「なら指輪に細工しましょうか♪」
綾「うぅん……ん…眠い…」
ラ「寝ている間に監禁でも♪」
ア「沢山沢山甘やかして、俺達が居ないと生きていけない様にするとか?」
綾「………寝みぃ…寝る…」
ボ「あ、主様寝るぞ。」
綾「おやすみ…後皆も寝なよ。んじゃ。 」
執事「………え?」
綾(皆が見てる事は最初から気付いてたよ。)