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仮面ライダーカブト

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仮面ライダーカブト

9 - 総てを司る男

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2025年03月17日

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新と矢車が、ふと我に返った……アジトの外は快晴の青空で日本晴れ。何かが可笑しい、抜け落ちた記憶と限界の愛欲。

「あれ〜?(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡」

「加賀美!俺を殴れ」

HERO’Sの闘志がマグマの様に加速しては迸り漲る決心を叩く、バトル・ファイト・ワールドの向こう側の世界の住人達が俺を呼ぶ!!東京がコロッセオと化す熱き血潮を煮え滾らせては三島が擬態人間の中心となる!

「オレトタタカエ」

天の道はたった一つ。答……ワームとは?仮面ライダーとは?世界の統制主は誰だ?刻まれし烙印の面影は全く無くパラレルワールドの揺蕩う無意識の浪漫……ゲート開閉、神の啓示の声が消えない。総ては七年前の時間超過、ハイパーゼクターがひよりの子供時代にまで遡る。

「隕石は天命の悪戯(幻聴)「夢」の二つ返事……誓いの契約は果たされた」

ZECTの時が止まる。細胞、血液、精神etc。壊れかけのラジオの聴覚はしとどに創造を紡ぐ!

「誰だ?俺を呼ぶ者は……」

奥底に奉られた神棚の水。実家の洗濯物を畳む幼き瞳。

「樹花?」

「僕だ」

ひより……血の繋がった兄妹。掌には変身ベルトと赤いマフラー。

「行くんだろ?」

「何人たりとも追い付けない加速、限界突破。ゼクターを貸せ」

「お兄ちゃん!昼ご飯ナニ〜?」

世界の融合も近い。大切な物と倒すべき敵……血が滾る!!

「二人とも、もう寝ろ。後の仕事は全て俺がやっておく」

HEROの真意が未来予知の刃友の骨を鳴らす!!

「総司」

「……」

お婆ちゃんの陰影。囲碁でも打つか?台所に立ち肉を切るエプロン姿は何処かで見た情景。

「今日はサッカーの試合。負け=文章だよ」

天道は箸を割る。温かい白米は湯気が出て美味い。

「総司。戦いなさい。あの子は先輩さ」

「文章はフリー素材だろ?それとも……」

「両方さ。良い感じになればOK」

時間がゆっくり進む……

「お前は私の血を受け継いでいるAB型だ。当然?」

「ああ。大希望だ。俺はアイツに有難うと言いたい」

「いつかまた会えるよ。私の言う事に間違いは無い。総司、こっちに来なさい」

「お婆ちゃん」

ハイパーゼクターを超えた(戦いの神)!

消えた。俺の征くべき道標は羅針盤の指針も壊れゆく定め。

「オレトタタカエ」

「谷さんは関係無ェって言っただろ」

「櫛引悠貴」

「弱ェ。バトル・ファイト・ワールドへ来い」

「森町だろ、俺等は一生脇役か?」

「勝て」

刃友の声が聞こえる……幻聴?文章世界の違和感。目が覚めた。静まり返ったアジトにガソリンで撒いた炎が猛っている!!

「カブトく〜ん」

もう一人の俺。ダークゼクターが夢を見せた暁の瞬き、他意は無い。。

「そういう系」

「言え」

「僕が先輩!!君の方が下っぱ!!仮面ライダーだよ?」

胸ぐらを掴みリングの上でゴングが鳴る!!

「何だよ。怖い顔して。おっちゃん櫛引とLINEしなよ」

「絢香と娘なんてゴミだ」

「うんうん」

揺蕩う桃源郷と舞姫=女神達の洗脳を受けている彼。二つ目の世界♡♥❤

「君の負けだと思うな。ねェみんな?」

加賀美と矢車がバイクで戻って来る。

「擬態の言う通りだ。天道!帰ったら鯖味噌パーティーするぞ」

「高野豆腐も良いな?文章、料理しろ」

「うん!!」

何だこの微温湯で甘ったるい感情は……三島達ワームに勝ったのか?アジトが爆発した!!

「行くぞ。もういいんだ」

「天道総司!最後は四人でライダーキック決めるぞ!!」

三島の声。仮面ライダー達に告ぐ!全員、風〜文章〜を纏え!!

「バトル・ファイト・ワールド」

夢の扉が胸の鼓動をノックする。最終局面は東京タワー!!

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