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摩浪side
稲荷崎高校を卒業し俺は大学生。学生生活を満喫しながら、勉学やバレーに精を出している。
そして、
摩『路成ぃ〜、起きて〜』
赤「いやーや、あと5分」
摩『そう言ってさっきも5分伸ばしたよね?もうダメだから』
赤「なら〜、おはようのちゅーしよ」
路成と同棲している。彼は高校教師を目指し勉学に励んでいる最中。大学卒業と教員免許取得も控えているため今はとても忙しい。
摩『はぁ…起きないとしない』
赤「いじわる〜」
摩『ほーら!起きる!』バサッ
路成が被っている布団を剥がしベッドから引きずる。寝起きが悪いとこがあるから本当に困る。近いうちに先生になるのなら直して欲しい。
赤「ん〜ねむ」ウトウト
摩『うん、俺も眠いから』
移動し椅子に座る。まだ眠そうな路成も、目を擦りながら朝食を口に運ぶ。そんな光景がとても落ち着く。
赤「今日は帰り遅くなる?」
摩『んー、練習しだいかなぁ』
赤「大変やろ」
摩『仕方ないよ』
赤「体壊さんようにな」
俺は大学に通いながらVリーグでバレーもしている。大人に混じってのバレーはとても大変で、路成もかなり心配してるみたい。
摩『俺もだけど路成も気をつけてね』
赤「おん」
摩『そろそろ出よっか』
片付け後、荷物を手に取り家を出る。
赤「なんかあったら、すぐ連絡してな」
摩『心配性だねぇ。大丈夫だよ』
路成が知らないうちに心配性になっていた。でも、それが嬉しくてたまらない。
摩『行ってきます』
路「いってらっしゃい」
お互いに手を振り、別々の方向に歩き出す。
寂しさと一緒に行きたい気持ちもあるけど、グッと堪えて歩く。だって路成も同じ気持ちたがら我慢出来る。それに、
摩『応援してくれてるからね』
彼の応援があるから頑張れる。高校の時からずっとそうだった。支えと応援があったから頑張れた。
路成と幸せに過ごすために俺は今日も頑張る。