※先にカプ色つおい都道府県の『恋人っぽいこと』を読んでから、こちらを読むことを推奨しています
兵庫「はぁ〜…大阪かわいすぎる…」
滋賀「京都もかわええよ。…もうさ、いっそのこと襲いたくない?」
兵庫「え、わかる」
付き合って数ヶ月が経ち、彼らの関係が周知化された頃の夜。
和歌山と奈良は既に部屋へ戻り、京都は風呂場で、大阪は書類整理で別の部屋に篭りきり。
風呂から上がった2人は、誰にも聞かれないのでそんな話をしていた。
兵庫「前はまだ1年も経ってへんから〜って我慢しとったけど…あんなかわええの襲いたくなるに決まっとるやん」
滋賀「最近ずっと理性やばい…隙あらばイチャイチャしたなる…」
兵庫「姉御は人前やったら嫌がりそうやな〜」
滋賀「せやねん…路地裏とかでも嫌がるからさ、部屋で2人っきりの時しかできひん。キスとハグ以上ができん…」
兵庫「やっぱか〜。大阪は割とグイグイ来てくれるし、その辺はあんまし苦労せえへんな。まだヤってないけど…」
妙なところでヘタレな彼らは、告白やデートの次にいつ手を出そうかという悩みを抱え始め、日々恋人のことで頭がいっぱいになっている。
うーんうーんと悩んでも解決することはなく、しばらくして京都が風呂場から出てきた。
旅館で着るような浴衣を緩く着付けていて、眠たげな顔が滋賀の情欲を掻き立てる。
京都「大阪〜、次入れるよ〜」
と別の部屋にいる大阪に声をかけてから、京都はブラシを持って滋賀たちのところまで歩いてきた。
京都「滋賀、梳いてくれへん?」
京都は些かぐしゃっとなっている尻尾を差し出す。
風呂に入っていたからか、僅かに湿っているようだ。
滋賀「ええよ。まだ湿ってるしタオル取ってくる」
京都「おおきに〜」
ニコニコで滋賀を見送って、兵庫の隣に座った京都は手遊びするように手櫛で梳いている。
あの尻尾に触りてえ…と思っても、触れるのは京都に許可された者だけである。
兵庫「仲良しっすねえ」
京都「別にいつもとおんなじやろ」
兵庫「いつもより嬉しそうな顔してますけどね 」
京都「ん、んなことないし」
戻ってきた滋賀は丁寧に丁寧にブラッシングをして、京都の尻尾はもふもふを取り戻した。
兵庫「…ひと撫でいくらっすか」
京都「プライスレス」
滋賀「僕はいくらでも触れるけどな!」
引っ張ったり毛並みを乱さないように優しく撫でながら、滋賀は兵庫に向かって言った。
兵庫「ぐっ…え、ええし!俺には大阪おるもんね!」
京都(眠い…)
大人しく撫でられつつ、京都は船を漕ぎながら尻尾と、滋賀の理性を揺らしている。
そして約十分後、大阪も風呂場からリビングに戻った。
ダボっとしたシャツに身を包み、ぽーっとしながら兵庫に抱っこを強請る。
兵庫「どうしたん?大阪」
おねだりを行動だけで伝えてくる大阪を抱き上げ、膝に乗せる兵庫。
大阪「疲れたんや…仕事終わら〜ん…」
ぐたぁっと兵庫にもたれかかり、大阪は甘えた。
兵庫「あの仕事いつまでなん?」
大阪「来週…でもデートの日やから、その前に終わらしたくて…」
兵庫「ん゛ッ尊い…」
兵庫は大阪がデートを楽しみにしていることを知り、可愛い恋人を抱きしめて悶える。
漫画なら鼻血が噴き出ていただろう。
兵庫「はぁ…ヤりたい…」
滋賀「わかる 」
兵庫「もう襲っちゃわね?」
大阪「え」
滋賀「せやな。僕も理性が限界や」
ニヒルに笑った2人は、若干寝ている京都と膝に乗せたままの大阪を運んだ。
兵庫「告白もデートも一緒やったんやから、初体験も一緒がええよね〜? 」
大阪「へ…?え、は…?」
京都「zzz…」
状況が飲み込めないまま兵庫の部屋に連れて来られ、京都と大阪はそれぞれ押し倒された。
兵庫「まずは慣らしっしょ〜」
滋賀「はぁ〜…ガチえろい…」
京都の浴衣や大阪のズボンをずらし、ゆっくりゆっくり指を挿れる。
大阪「ひッぅ…ぇ…な、なにしてッ…」
兵庫「何って、慣らしてるんや。そのままやったら俺の挿れられんでしょ?」
大阪「あッ、ひぁッ…!きょ、京都!起きてッ!」
兵庫「はいはい、こっちに集中してや」
逃げようとする大阪を 片腕で固定し、兵庫はぐちゃぐちゃとわざと音を立てて指を動かした。
京都の方は本当に眠ってしまったのか、滋賀に指を挿れられ動かされているのに大人しい。
大阪「んッ、ややッ!おかしくッなるからぁッ!やめれッ!」
兵庫「なりゃいいやん。ちゃんと可愛がったるよ?」
大阪「そッ、そういうッことやなくてッ!」
反抗しようとしたところで、ナカを無理矢理通っていた指がある地点を刺激し、大阪はビクンッと体を跳ねさせた。
大阪「ぁえ…ッ?いまッ、いまのッなにッ?」
兵庫「大阪のイイトコ発見〜!初めてにしては反応もええし、俺のん挿れたらどうなるか…楽しみやわ〜」
滋賀「ええな〜…京都寝ちゃったから、そんないい反応返って来うへんわ」
見知らぬ感覚に1人怯える大阪を放置して、各々恋人との愛を育む準備をする。
大阪「ひぅッ♡あんッ♡そこッやめろぉッ!」
京都「zzz…んん…♡」
前立腺を執拗にいじめる兵庫と、入り口を広げるように掻き回す滋賀。
起きている大阪は当然抵抗して蹴ろうとするが、兵庫の力には敵わず、いわゆるM字開脚の姿勢から動くことはできなかった。
兵庫「やめろ言う割には腰浮いとるやん。ほんっとツンデレやなぁ…「きもちいです」って言いたいんやないの〜?」
恍惚とした表情を崩さない兵庫は、撫で回すだけだったそこをぐっと押した。
大阪「あ゛ッイッ…く゛ッ!やぇてッ!イく゛! イき゛たくな゛ッ…!」
拒否する間もなくもう一度そこを押しつぶされ、とうとう大阪は腰を浮かせてイった。
だらしなく舌を出し、はぁはぁと息を整えている。
出されたものはボタボタと垂れて大阪の腹に溜まって、白濁はきめ細やかな大阪の肌を濡らした。
兵庫「あはっ、やっとイったな」
大阪「ひぐッ…うぅ…見んなぁ…」
滋賀「あーあ、泣いちゃった…可哀想やなぁ」
兵庫「滋賀はゆっくりしすぎや。もうちょっと攻めた方がええんやない?」
滋賀「僕には僕のペースがあるんです〜。寝ながら感じてんのかわええからゆっくりしてんの」
兵庫「その間に俺もう挿れるんやけどな」
大阪「はーッ…はーッ…んぇ…?」
改めて正常位の体位にされ、大阪は後孔に感じる違和感と会話内容から不安しか感じない。
大阪「…ちょ、待ってや…そ、そんなん、入るわけないって…!!」
微かに見えた兵庫の下半身。
華奢な大阪と大柄な兵庫では体格差がすごく、初めてなのだから入るわけがない。
兵庫「えー…でもだいぶゆるゆるになったよな?いけるいける!」
興奮しているのか、大阪の話を全く聞かない兵庫。
大阪は無理無理と断るも、潤滑油の効果もあって、ぐりぐり押し当てるうちに先が挿入ってしまった。
大阪「あ゛ッ♡」
兵庫「ふーッ…大阪ん中、せっま…ちっちゃくてかわいい…♡」
大阪「ぁ゛…ま゛ッ、て゛…ぃきッでき゛ないッ…!」
押し込まれていく熱をギリギリで受け止め続け、その度に圧迫感が強まる。
はくはくと口を動かし、涙目になりながらシーツを掴んで堪えるが、兵庫が止まる様子はない。
大阪「ぁ…ぁう…」
兵庫「大阪、ここ膨らんでんのわかる?ほっそいから形浮き出ちゃってんね?」
極度に密着しながら兵庫は大阪の手を掴み、その手を大阪自身の下腹部は当てた。
あまりの質量によって、そこは少し歪に膨らんでいる。
ぎゅっと抱きついて馴染ませた後、兵庫は激しい律動を開始した。
そんな様子を眺めながら、滋賀は京都から指を抜く。
京都「んッ…♡」
知らぬうちに発情させられ、知らぬうちに敏感になった京都はいやらしく、隣でレイプ紛いのことをされているにも関わらず、滋賀はかなり 興奮した。
滋賀「隣ももうおっ始めとるし…こいつ寝とるけどええよな♡」
はだけた浴衣の帯を布団の上に放って、もふもふの尻尾や耳を曝け出したままの京都の腰を掴み、じゅぷっと音を立てて挿入した。
京都「んぁあッ!?」
滋賀「おはよーさん」
いわゆるバックであるから、京都は何が起きているかわからなかった。
隣から大阪であろう嬌声と水音が響き、自分の中にはそれなりの質量と熱を持つものが下腹部を圧迫している。
滋賀「急で悪いんやけどさ、もう動くで?」
京都「はッ…ぇ?なにッ…!?」
頭上から滋賀の声がしたかと思えば、京都の中にあったものが動き出した。
京都「ッッ〜〜〜〜〜!!!!」
あまりの快楽に意識が飛びかけ、慌ててシーツを噛んだ。
じゅぶじゅぶという粘り気を持った水音が体内から聞こえるように響き、京都はようやく犯されていることに気がついた。
隣では大阪と兵庫が交わっていることにも。
そう思うと羞恥心が込み上げて、京都は全身に力を入れてしまう。
滋賀「ぅあッ!?」
きゅーっと中が締まり、滋賀は半分暴発するような感じでぶちまけた。
京都「ん゛ぅううッ♡」
滋賀「びっくりした…急に締めんとってよ…」
京都「ら、らってッ…おまえがッいきなりッ…!」
滋賀「元はと言えばお前がえろいせいであって、僕悪ないから」
京都「何言って…」
滋賀「次は力んだらあかんよ?」
京都「おッ♡えぁッ♡」
大阪「あ゛ッ♡ひょおごッしゅきッ♡もっろッ♡」
京都「やらぁッ!もぉやッ!つかぇたぁッ!」
何十回とイかされ、2人の喘ぎ方にも変化が見られてきた。
最初は泣きながら嫌がっていた大阪は堕ちきって激しくされることを望み、逆に京都は疲れたと泣いて辞めることを懇願している。
もちろん兵庫は大阪が望むままに奥を突き上げ、大阪は大阪でだいしゅきホールドで返す。キスをしたり乳首をこねられたりと様々な方法で快楽が与えられも、大阪は受け入れた。
そのように愛し合っている2人の横で、滋賀は京都への行為をやめることはなく、京都が空イキがくせになっても、溢れた白濁や激しい行為で毛並みが乱れても、「京都を屈服させている」事実に舞い上がって続けた。
しかし限界はくるもので、そこから1時間も経った頃に大阪は兵庫に挿れられたまま気絶してしまって、兵庫は仕方なく行為を終えることに。
隣では今だに京都が泣き喚いているのに犯す滋賀の姿。
流石に可哀想… と思ったので、兵庫は滋賀に静止の声をかけ、なんとかやめさせることに成功した。
奇しくも、今度は京都だけが起きている。
滋賀「…やりすぎたわ」
兵庫「アホやな…姉御が可哀想やわぁ 」
滋賀「京都が泣いてんの珍しくてつい」
兵庫「尻尾見てみいよ、ふわっふわだったのに精子でドロドロやん」
滋賀「正直それもえろくて思わず…」
京都「…性欲お化けっ!」
そう言って涙目で布団を被り、京都は自分の尻尾を舐め始めた。
白濁によってベタつくところを重点的に、短い舌でちろちろグルーミングしている。
滋賀「………」
兵庫「…流石にお前の部屋戻れよ。ここでもうワンラウンドはやめてや」
滋賀「流石にここではやらへんって」
兵庫は眠る大阪の体をタオルで拭い、自分の服を着せて 別のタオルを敷いたところに寝かせた。
ベッドは4人分のものでべたべたびしょびしょだからである。
滋賀はグルーミングしていた京都を抱えて、自分の部屋に戻ったようだ。
兵庫は京都の健康を祈りつつ、幸せそうな顔をする大阪に癒されながら眠りについた。
和歌山「…奈良に聞こえてなくてよかったー…」
奈良と添い寝していた和歌山は隣から聞こえる嬌声から、奈良の安眠を守っていた。
コメント
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語彙力エグいって......
うえー!い
こちらきゅうり様からのリクエストなのですが、実は本番までに1500文字。全体を通すと4700文字と長くなってしまいました なんか要素薄かったですしらぶらぶしてないしで、申し訳ない 深夜テンションでヱロは書くもんじゃなかった…すみません…