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#学園ファンタジー
成瀬りん
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たつ
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ももは
551
暗い研究室。
モニターの光だけが、鷹野修司の顔を照らしていた。
その瞳には、冷徹さと狂気が同時に宿っている。
「……フフッ。いいねぇ……実に、いい」
映像の中では、公太たちが死力を尽くして戦っていた。
その姿を見て、鷹野は唇を歪める。
「予想以上だよ、公太くん。
君たち、本当に面白い……」
眼鏡を指先で押し上げると、視線を部屋の奥へ向けた。
そこには、培養カプセルの中で眠る”次の駒”たち。
「そろそろ……
次の幕を開けようか」
その声に、科学者の一人がおそるおそる口を開く。
「鷹野様……
エネルギー抽出は順調ですが、幹部たちが異変に気付く恐れが――」
「そんなの、どうでもいいじゃないかぁ♪」
軽い口調。
しかし次の瞬間、その瞳は氷のような冷たさを帯びる。
「だって、あいつらは僕の道具なんだよ?
最後には……
僕のために死ぬ。
それだけのことだろ?」
科学者は言葉を失った。
鷹野は鼻で笑い、再びモニターへ視線を戻す。
「僕が戦えない?
だからどうしたのさ。
僕には頭がある。
戦える奴を用意すればいい。
ロキも、幹部たちも……
全部、僕の駒なんだからねぇ」
ゆっくり立ち上がり、巨大スクリーンを見上げる。
そこには世界中の主要都市と、無数のエネルギーラインが映し出されていた。
「この世界は、僕を虐げた。
僕を笑った……
だから壊すんだ。
全部ゼロにして……
僕だけの王国を作る」
低く呟いた声は、次第に狂気の笑いへ変わる。
「ロキたちの力も……
すぐ僕のものだ……!
ククク……
アハハハハハッ!!」
笑い声だけが、闇の研究室に響き続けた。
一方、その頃――
大地を裂くような轟音とともに、二つの勢力が再び激突した。
ロキ。
カイゼル。
ヴィクター。
アビス三幹部。
その存在だけで空気が重くなる。
しかし――今回は違う。
公太。
唯我。
一祟。
敗北を知った三人は、もう同じ過ちは繰り返さない。
その瞳にあるのは恐怖ではない。
研ぎ澄まされた闘志だけだった。
ロキが薄く笑う。
「……また会ったな。
負け犬ども」
その言葉をかき消すように、公太が咆哮する。
「灼獄──解放ッ!!」
轟炎が爆発した。
赤黒い焔が公太を包み込み、大気を歪ませる。
灼熱の熱波が周囲の瓦礫を一瞬で焼き尽くした。
ロキが目を細める。
「ほう……
面白ぇ」
公太 VS ロキ
ロキが指を鳴らす。
空間が歪み、公太の拳を飲み込もうとする。
だが――
「……そこだッ!!」
公太は揺らぎを見抜いていた。
軌道を変えた炎の拳が、空間の裂け目を突き破る。
ドゴォォン!!
拳がロキの肩を直撃。
肉が焼け、煙が立ち上る。
「ッ……!」
ロキが初めて苦悶の声を漏らした。
公太は拳を握り直す。
「もう誤魔化しは通じねぇぞ、ロキ」
炎がさらに激しく燃え上がる。
唯我 VS カイゼル
龍焔刀と黒焔刀。
二振りの刀が激突し、衝撃波が大地を裂いた。
唯我が静かに呟く。
「龍焔刀・冥影……
沈め」
世界が闇に染まる。
数千もの刀影がカイゼルへ襲いかかった。
しかし――
「無駄ですよ」
黒焔刀が閃くたび、幻影は粉々に砕け散る。
「君の剣は美しい。
ですが……
私には届きません」
唯我は静かに笑う。
「──届かせるさ」
その一歩に、これまで積み重ねた全てを込めて踏み込んだ。
一祟 VS ヴィクター
「神威撃!!」
雷鳴を伴う暴風が炸裂する。
轟音とともに大地が抉れた。
だが――
ヴィクターは無言。
巨大な身体で暴風を押し返しながら歩み続ける。
「くっ……
それなら、もっと速く!!」
一祟の姿が雷光となって消えた。
次の瞬間。
雷撃を纏った拳がヴィクターの顎を撃ち抜く。
ゴォォンッ!!
轟音が響く。
それでもヴィクターは微動だにしない。
「化け物め……!」
その瞬間。
ヴィクターの拳が稲妻の速度で一祟の腹部を貫いた。
「ぐっ……!!」
一祟は地面を抉りながら吹き飛ばされる。
しかし――
ゆっくりと立ち上がる。
「……まだ、終わってない」
三人の成長は、もはや以前の敗北を感じさせなかった。
ロキ。
カイゼル。
ヴィクター。
三幹部の表情に、初めて焦りが浮かぶ。
公太が拳を突き出し、雄叫びを上げた。
「今度こそ……
ぶっ倒す!!」
戦いは――
さらに激しさを増していく。
コメント
1件
いやもうバトルが熱すぎる!!🔥🔥 公太たち、前回負けたのにちゃんと成長しててエモい…!!「もう誤魔化しは通じねぇ」って台詞、痺れたよ😭 唯我の一歩に全部込めて踏み込むところもカッコよすぎ!! でもその裏で鷹野の狂気がどんどん深まってて、この先どうなるか気になる…。早く続きが読みたいよ〜✨