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私が中2のときだった
「ねえ。あんたはさ。」
「なに?」
「もしも、この世界に人間じゃないやつが…。魔法使えるやつがいたとしたらどう思う?」
「え?」
彼は突然のことにぽかんとしてからはっとした
「何言ってんの?そんなやついないでしょ」
「だよね」
「そっか。そうだよね。ボクが人間じゃないなんて。」
自分でも信じれられなかった。
はあとため息をついた。
信じる必要もない。信じない方がいい。
「馬鹿みたいだな」
聞くやつはいない。
どうせ人から認められたって自暴自棄になるだけだ。
人を殺せって言われてるやつがこの世界を知る必要もない。
自分が死ぬか、人を殺すかのどちらか。
選択肢はそれだった。
彼らを復讐して生きかえす。
全ては一族のために―――。
仲間が殺されて何もできなくて逃げ回ってた。
私が人を嫌いになればいいんだ。そして人殺す。
世界は甘く見てはいけないから。思ったより残酷な世界。
でもさ、何が一族のためよ!
姉を殺したくせに――
そう、双子の姉を人柱にしたのは愛梨の実の両親であった。
愛梨って名前も本当の名じゃないし。