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テラーノベル(Teller Novel)
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起立、礼

先生の言葉で目が覚める

思いっきり机に突っ伏して寝ていた

(あ、寝てた、やばい。)

そう思った頃にはもう手遅れで、顔を上げるとこわぁーい笑顔を浮かべている担任と目が合う

(おわった)

しっかりと説教をくらい他の人より20分遅れて教室を出る。そして、教室の扉を閉めた瞬間、先生が見ていないかを確認してから走る。とにかく全力で。

今日もあの人が待っていてくれているから

靴箱へ着くと、雨の匂い

もう梅雨か

そういえば髪が少ししっとりしているし、じめじめしている

まあそんなことはどうでもいい

靴のかかとを踏んだまま外へ飛び出し門へ向かう

見えた

いつもと変わらないあの人の緑色のパーカー

「はぁっ、お、またせ、ゾムさ…」

ゾム「お、来た」

めっちゃ疲れとるし、そんなに俺に会いたかったん?かわええな

そう言って私の頭を撫でるゾムさん

「…早く行こ、」

そんなこと急に言われたら恥ずかしい

きっと今私の顔は赤い

それを隠すようにゾムさんの前を歩く

え、ちょ、待ってや、

と、隣を歩くゾムさん

やめてやめて見ないで、まだ顔赤いから!

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