テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
続きですーー詳細だったりは1話みてください
モブ【】
僕は急いで教室に戻る。
ガラガラガラッ
モブ男A【おー叶、おはよーー】
『おはよー』
モブ男B【叶、今日も生徒会? 】
『そうそう、仕事溜まっちゃってて』
モブ女A【朝から仕事やってんのすごーい♩♩】
モブ男A【流石は叶だなっ笑】
『んふ、ありがと笑』
ああめんどくさい。
友達との何気ない会話。褒めて貰えてるのに嬉しさなんてひとつも無い。
むしろ会話がめんどくさいまである。友達はみんな誰も悪くないのに、自分がこう思ってしまうことに嫌悪感を抱いている。
とりあえずHRが終わって一限目の準備をしなくてはいけない。
(あ、そういえば…)
一限目は理科。朝に生徒会に入ってきた人。
(プリントもらってたんだった。)
配るのを忘れていた。
もうチャイムがなるまで間もないのに1枚も配れていない。
急がないと。
『みんなごめーん、耳だけ傾けて欲しいんだけど。葛葉先生が 今日はプリントを使うから配られたら各自目を通しておくように って言われてたんだけど、配るの忘れてた。ほんとにごめんね。今から配るけど目通す時間なんてないから僕から伝えておくね。 』
モブ男B【何してんだよ叶ーー爆笑】
モブ女B【おっちょこちょいで可愛い爆笑】
『ほんとごめんねーー。』
「なーにがおっちょこちょいだ。」
『先生!?』
「ドア全開なんだよお前ら、全部聞こえてた」
「まさか配り忘れをするとはなーー?笑」
『うぐっ、ごめんなさい、、 』
「信頼して頼んだんだがなあ、 生徒会長に頼んだのは失敗だったかーー?笑笑」
『なんとも言えません、』
「うそうそ冗談冗談爆笑ごめんなからかって、」
「ちゃんと事情を説明して謝りに来ようとしてたもんな、偉いぞーーかなえ!」
わしゃわしゃ
『おわっ、!/』
今僕、頭撫でられてる?
こんなミス犯しても許してくれるの?
なにそれ、めっちゃ優しいじゃん。
モブ女A【先生やっぱ叶くんにだけやさしーい】
モブ男B【ここまでくると好きまであるだろ笑】
変にみんなに冷やかされる。
でも僕には、この冷やかしが嬉しかった。
周りから見てもそう思われるような行動だったんだ。やっぱ先生僕のこと好きだもんね。
でも今日もまた適当にあしらうんだろうな。
「うるせぇっ、!!叶早く配れ、///チャイム鳴る、から…//// 」
先生はそう言うと真っ赤になった顔を隠してしゃがみ込んでしまった。
『…っへ、/』
教室がざわつき始める。
モブ女B【ほんとに好きなの、!?】
モブ男C【お熱いねーーひゅーひゅー♩】
『は、はいっ!!みんな!!配るよプリント!!// 』
モブ男A【照れんなよかなえーー爆笑】
『て、照れちゃうでしょ、ずっと好きな人からあんな反応されたら、//』
モブ男A【え、かなえ好きだったの!?】
モブ男Aが大きな声で言う。
『ちょっ、』
「っ、////」
「ご、ごめん!!忘れ物したから取りに行ってくりゅっ!!!!//// 」
『あっ、!!』
先生はそう言い残して爆速で教室を出た。
ガシャンッ
「いってぇ!!!!!!!!!!」
ドタバタドタバタ…
モブ女A【…めっちゃ慌ててたね爆笑】
教室にどっと笑いが起こる。
その間に僕は顔を少し伏せながらプリントを配った。
…やっぱ好きじゃん、僕のこと。♡
噛んでたな。かわいい。♡♡
予想は合ってたけど、やっぱ実際にあんな反応されるとこっちも照れちゃうよね。
はあ、絶対気まずくなるよね。
避けてくると思う。辛いなあ。
…いや、逆に積極的にいくか。
キーンコーンカーンコーン
…よし、もうすぐ戻ってくるはず。
楽しみだな。♩♩♩
NEXT ♡50