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時計台の鐘が鳴る。見上げると、時計板がチカチカと、薄赤く灯りはじめた。鐘の余韻が長い。

「運営サイドから言えば、あまりヘンなことだけはしないでくださいね」と英治が言う。

「英治さんって、何でも真に受ける人なんですか」弘子はそう言いながら、さきいかの載ったトレイを、英治と俺に差し出してきた。数本取って口に入れる。

「でもあの人来るって、普通に考えたらすごいニュースですよね。お母さんやお父さん、地元の友達とか、けっこう驚きそう」

携帯が鳴る音がする。ギターケースのポケットをまさぐり、取り上げ、電話に出る。銀座卓だった。

「今のままじゃ、もう本当に間に合わなくなる。だから、今回だけは、降りずにいてくれ」

俺が反対するだろうことは、卓には分かっている。彼は会話に間を空けてきた。こういうときの卓は、相当に自信があるときだ。

「スタジオに残ったみんなは、コピー曲をやろうということで一致している。でも、実はお前に分かってもらえる、いいアイディアがあるんだ」

トルグスイッチが真中にきた。

「それなら仕方ない。わかった。その代わり、俺の好き勝手にやらせてもらうからな。それは承知したとみなすぞ」

電話を切る。

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