メイドすることになったrnちゃん(学パロ)
注意
・二次創作です。公式に迷惑がかかる行為はお辞め下さい
・rnちゃんがメイド服を着ます。
・isrnですが、🐆や🐝が登場します。
・キャラ崩壊注意
・学パロです。学年は原作と同じ。
ボツだったのですが、もったいないので出します。あんまり期待しないで。
地雷配慮してません。OK?
「あっはは!凛ちゃんさいこー!!」
「黙れ、死ね」
「っwww 死にそうwwww」
「今すぐ殺してやろうか」
大笑いしながら写真をパシャパシャと撮っているのは、俺の友達の蜂楽と千切だ。
メイド服を着せられて写真を撮られているのは、俺の彼女の凛。
俺たちの通っている青い監獄学園は、今日文化祭だ。
「絶対に来るな」と凛に念を押されていたが、可愛い可愛い俺の凛がメイド服を着るだなんて、見なければ罰が当たる。
予想通りというか⋯予想以上に凛は可愛かったし、メイド服が似合っていた。
黒がベースのメイド服は、上品そうな白いレースに飾られていて、頭にはセットであろうカチューシャが乗せられていた。オマケに左胸には、『りん♡』と書かれてハートに切り取られたピンク色の名札まで着けている。
ロングスカートなので鍛えられた足は隠れていて、チョーカーで喉仏は隠してある。少し身長が高いことを除けば、どこからどう見ても女の子だ。
どうやら学園のミスコン大会にも出るようで(本人は「勝手に出場届けを出された」と怒っていた)、廊下を歩いていると「1年にめっちゃ可愛いメイドいるらしい!」と話す声がよく聞こえた。
⋯⋯まぁ、それも口を開けば、低い声と繰り出される暴言で『可愛くて優しい女の子メイド』の夢は粉々に砕け散ってしまうのだけれど。
「はー、笑った笑った。じゃあこれ、サッカー部に一斉送信しとくな」
「おい、ちょっと包丁貸せ」
「おー、怖い。とりあえず、『萌え萌え♡オムライス』でお願い」
飄々と凛を煽る千切。ガチで凛を怒らせているのに、怖気付かずに煽り続ける彼は本当に度胸が座っている。いつか刺されそうで怖い。
テーブルにデコられて置かれているメニュー表には、メイド喫茶でよく見るような単語が並べられている。
千切は萌え萌えオムライスにしたそうだ。指名したメイドにハートを描いてもらえるサービス付きのオムライス。俺もこれにしようかな⋯⋯
「じゃあ、俺は『きゅんきゅんラブラブソーダ』がいいなー!」
蜂楽がそう言って、舌打ちをしながらも素直にメニューを取っている凛が可愛い。
「お前は」
「え?」
「お前は何注文すんだよ」
「えっと⋯俺?」
とりあえず、千切の頼んでいた萌え萌え♡オムライスは俺も頼んで⋯。
他になにかあるかなとメニュー表に目を通していると、とても良いものを見つけた。
「じゃあ、『萌え萌え♡オムライス』と─────。」
驚いたように凛が目を見開いて⋯嫌そうに顔を歪めた。
「⋯萌え萌えオムライス2つと、きゅんきゅんラブラブソーダです。⋯今から美味しくなるおまじないをかけるので、一緒にやってください」
目が死んでいる凛。それでもキチンと業務を続けている。
今からオムライスにケチャップをかけてもらえる、とのこと。
もちろん、千切も俺も凛を指名した。だからこうして凛は手にケチャップを持って立っている。
「赤毛のお客様。なんという文字がいいですか」
「じゃあ、『ひょーまくん大好き』でお願いします」
「分かりました。『しね』ですね。ドMのお客様は珍しいですねー」
丁寧にしねと書いていく凛。嗚呼⋯美味しそうなオムライスが⋯暴言で汚れていく⋯
「そっちは何」
「えーと⋯じゃあシンプルにハート」
面倒くさくなったのか、凛が敬語を外した。まあ、素直に聞くわけないよな⋯と思っていると、凛がゆっくりとオムライスに絵を描き始める。
「⋯⋯えっ」
凛は、素直にハートを描いてくれた。驚いて彼の表情を見ると、いたずらっ子のように笑っている。
「美味しくなるおまじないは?」
「めんどくせぇ。1人で言っとけ」
「チェッ⋯じゃあ蜂楽、2人で萌え萌えきゅんするか」
「いいよー!」
千切と蜂楽が声を揃えて『萌え萌えきゅん』と口にする。
凛はその間にさっさとお盆を回収して帰ってしまった。
「普通にオムライス美味かったー」
「俺もー!ソーダね、しゅわしゅわ〜ってして、すっごく美味しかった!」
もうそろそろ帰るという時、クラスメイトらしき人物に「行ってこい!」と凛が背中を押されていた。
「お客様!チェキを購入してましたよね!どのメイドにします?俺のオススメは凛って子なんですけどー」
そう、俺はオムライスの他にチェキも頼んでいた。
誰かが面白半分で書いたのだろう。『お好きなメイドとチェキ1枚 1000円!』というものがあった。
流石に無理にやらせることは出来ないようで、凛に沢山指名が来ていたが、全て断っているようだ。
「ねぇ、凛。1枚ダメ?」
「⋯⋯⋯」
凛が一つ、舌打ちを零す。
「⋯1枚、だけな」
「凛がチェキ撮るぞー!!」とはしゃいだ様子のメイド達。座ってご飯を食べていた客たちも、メイド達が騒いだので何事かと集まってきてしまった。
「これから当店イチオシのメイドがチェキを撮ります!皆様離れていてくださいねー」
カメラを持った裏方らしき人が出てきて、俺と凛が並ばされる。横目で凛の様子を伺うと、いつものように冷えきった表情。
ふと、ここでキスしたらどうなるかなぁ。なんて悪魔の考えが浮かんできた。
コイツの頬が真っ赤になっているのを見たい。驚いたように目を見開いて、でも一瞬蕩けるような色を見せる瞳が見たい。ぎゅっと眉根を寄せて、照れ隠しで「しね」だなんて言う凛が見たい。
ごくりと唾を飲み込む。イケナイことなんだろうけど、どうしても見たくてたまらない。
「ちょっと身長差がありすぎるから、凛しゃがんでー!」
ドッと周りが笑いに包まれる。⋯⋯本当にラッキー。神様がキスしろって言っているようにしか思えないな。
「ねぇ、凛」
凛がこちらに目線をやる。今からこの顔をぐちゃぐちゃに出来ると思うのだと、心臓の鼓動が早くなった。
ほんの少し背伸びをして、ぐっと凛の頬を掴んだ。そのままぷっくらとした薄い桃色の唇に、自分の唇を押し付ける。
カシャッ
シャッター音が鳴り響いた。
一拍遅れて、甲高い悲鳴が鼓膜を震わせる。
彼の頬が、林檎のように可愛らしく染っていた。
凛side
「マジで死ね」
「ごめんって」
「クラスメイトと赤髪とおかっぱに問い詰められて、挙句の果てに客に「薄い本のネタにするか⋯」って呟かれた俺の気持ちが分かるか」
「マジでごめん!あの時の俺、ほんとにどうにかしてた⋯」
目の前の男はペコペコと平謝りしている。偶に二重人格みたいになるの、どうにかしたほうがいいと思う。
「⋯まぁ、たぶん潔と俺が付き合ってるって噂はすぐに広まる。そうしたら告白の回数も減って少しは助かる」
そう言ってため息を吐く。他にも言いたいことは色々とあるけれど、このエゴイストに言ったってどうにもならないんだろう。
「ん⋯分かった。俺的には凛とキスしてる写真貰えたから満足かな」
「破り捨てとくから貸せ」
「二度と戻ってこないやつじゃん!!」
「いやだ!」と写真を大事そうに持っている潔に対して、なんだか変な感情が湧いてくる。
男とのキス写真貰って嬉しいのかよ⋯。
⋯⋯でも、
(でも、人前でキスされんのスリルあって意外と良かった⋯)
そう一瞬でも思ったことは、絶対潔には言わない。
塾で忙しくて投稿できませんでした(言い訳)
皆様、コメントやいいね、ありがとうございます。いつもニチャニチャしながら見てます。
⋯⋯R18以外でrn受けなら、いつでもリクエストお待ちしてますよー⋯(小声)
コメント
12件
めっちゃすきです!!!フォロー失礼します😇😇
最高でした!!え、もう神!! リクエストで、、凛の体調不良ってできますかね、、、出来なくても全然!! 全然ゆっくりで大丈夫です!