注意
・この作品はnmmnです
・ご本人様、及びその周辺の方々には一切関係ございません。
・タグの意味が分からない方は閲覧をお控えください。
・BL要素あり。qnorです
ずっと好きだった彼に玉砕覚悟で告白して、まさかの付き合えた。それだけで十分だったはずなのに、人間やっぱり欲深いもので、その先まで進みたいと思うようになってしまった。手を繋いだりとか、ハグだとかキスだとか。もちろんその先も。
手を繋いだのは初デートの時。キスは初めてお泊まりした時に。
お泊まりが終わった次の日に、じゃあ…とその先の行為についてちょっと勉強をした。想像していたよりも大変そうで、諦めようかと思ったこともあったけど、彼を萎えさせないためにも自分が頑張らなきゃ。という謎の使命感で何とか乗り越えた。
そして迎えた次のお泊まり。なにか言いたげなおんりーに、不安を覚える。
やっぱ男は嫌だよな、たぶん別れ話だろうなとか考えちゃって。
何を言われてもいいよう覚悟を決める。
「…おらふくんには話しておかなきゃな、と思って、」
いつもより重い雰囲気に息が詰まる。
今から振られてしまうんだ、と考えると心がぎゅっと締められたように苦しい。
「……あの、おれ、あんまり性欲ないんだよね…、」
その言葉に唖然となる。
「え、ぁ…はぁ、……?」
「…?、俺真剣なんだけど?」
「いや、てっきりその、別れ話なんかなーと」
「え?俺別れたくはないよ。ただおらふくんがやりたいことは出来ないかも、ってだけの話」
別れたくないならとりあえずよかった。
性欲強くないのも結構イメージ通りだし、そんなに気にしなくてもいいのにな、とは思う。
「あ、だけど!キスとかはしたいな」
「あぁ、……うん、べつにええよ、」
なんか拍子抜けして返事が適当になっちゃう
付き合うのが嫌だとか、触りたくないとかじゃなくてほんとに良かった。そうだったら僕生きていけなくなっちゃう。
「なぁ、僕からキスとかすんのはあり?」
「もちろん、待ってるよ。」
そんなカッコつけたことを言うくせに、試しにこちらからキスをしてみると顔が真っ赤。可愛いなぁ、なんて思いながらじっと見つめていると突然その顔が自身の顔にぐぅっと近付いてきた。と思えば唇に彼の熱が当てられる。
「んッ、…んぅっ、……んんンっ、…く、」
「、っ………ふふっ、…、」
彼とするのは初めてな深いキスに少しずつ脳を蝕まれる。
大好きな彼に抵抗できず、ただ流されていく。
「ンっ、ちょ…ッ…、……ひ、っ!?、」
服の中に突っ込まれた手に、へそ周りをくるくると撫でられる。
「ちょっ…バカ、っ、こしょば、ぃ…っん、」
「ん…可愛いね」
ソッチを期待させる様な触り方に、思わず声が漏れる。
首筋をかぷりと噛んで、優しく吸って。身体の力が抜けた途端、彼に服を脱がされる。
「おんりっ、んんぅ…あっ、ふっ、…」
止めようとしてもキスで絆されるし、腕が掴まれているから逃げられなくて。
くちゅり、と水っぽいキスの音と、2人の声と吐息。こんな空間で興奮するななんて無理がある。
「ねぇっ、おんりぃっ、おねがい、とまって…っ」
「おらふくん、」
先程まで優しかったおんりーの目が、獲物を狙う肉食獣のような目に変わった。
駄目だ、このままだと確実に喰われる。
体格はともかく体力やらなんやらは確実に若い彼の方が上だ。僕がついていけるわけが無い。
「いいでしょ?、」
可愛らしく首をかしげ、甘えたような口調でそんなことを言われてしまえば、僕は逆らえない。
顔も声も良すぎる、本当に何者なんだこいつは。
…しょうがない。可愛いおんりーのためにも今日は喰われてやろう。
腰が痛い、喉が痛い、頭も痛い。
キスマークや噛み跡だらけの痛々しい身体を見て思わず顔を顰める。
「おんりーの嘘つき、ばか、性欲おばけ、」
「いつもちがうんだって、ぇ……信じて、」
「やだ、もう絶対信じない、」
どんなに甘えてきたりしても、絶対におんりーには屈しない。そう決意したおらふくんであった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!