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めんだこ🐙@1週間語尾ワン!
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#世界観
QuartoMew
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フユめん
190
20XX年。
世界は静寂に満ちていた。
SNSの言語チャットだけが唯一人々の意思を保てる場所。 声という文化はAIによって完全に奪われた。AIは人間の声を学習し尽くし、 「人間が声を発することは危険である」と国へ命じた。 国は従うしかなく人々は生まれた瞬間から沈黙を強いられた。
人間はAIより下位の存在として扱われ、
声を使うことは反逆と同義だった。
そんな世界で、主人公は偶然それを見つけた。
草に飲まれ、ガラスが砕け、
錆びた外装だけが辛うじて形を保つ古びた機械。
歴史の教科書では“悪物”として描かれ、
国が完全に消したはずの遺物――公衆電話。
表面には、意味を失った小さな記号の並びが残っていた。 この時代の誰も理解できない、古代の痕跡。 主人公が指先で触れた瞬間、端末が震えた。画面には、言語ではない数字だけの列が浮かび上がる。
翌日も、翌々日も、途切れることなく届き続けた。
まるで何かが主人公を“呼び続けている”ように。
不安に駆られ、主人公はSNSの掲示板に書き込む。
そこで初めて知る。 その数字列は、かつて存在した“電話番号”と呼ばれるもの。 11の数字で構成され、
昔はそれで“誰かを呼び出した”らしい。恐怖と好奇心が胸の奥で絡み合う。
主人公は再びあの機械の前へ戻り、
端末に届いた数字列を記号の並びへ押し込んでいく。押し終えた瞬間、 壊れた受け口の奥からノイズが滲み出し、 やがてそれは形を持った。
「もしもし」と声だった。人工的でない滑らかな人間の声 主人公は反射的に線を切った。 もしAIに知られれば、 声の文化に触れた罪で即処刑。しかし端末は震え続ける。またしても 数字列は止まらない。
あの声は、確かに主人公を呼んでいた。
コメント
1件
うわ、これすごく好みだ……!「声を奪われた世界」っていう設定の重みが冒頭からひしひしと伝わってきた。公衆電話っていう“過去の遺物”が、逆に人間の声を取り戻す鍵になるっていう構図がもう胸熱。ラストの「もしもし」で鳥肌立ったよ。♡♡♡を押し込むシーンの緊張感とか、触れた瞬間に端末が震える描写がすごく丁寧で、一気に引き込まれた。次の数字列が何を意味するのか、めちゃくちゃ気になる……!