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変態と厨二のハーフ
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コメント
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うわ、これすごく好みだ……!「声を奪われた世界」っていう設定の重みが冒頭からひしひしと伝わってきた。公衆電話っていう“過去の遺物”が、逆に人間の声を取り戻す鍵になるっていう構図がもう胸熱。ラストの「もしもし」で鳥肌立ったよ。♡♡♡を押し込むシーンの緊張感とか、触れた瞬間に端末が震える描写がすごく丁寧で、一気に引き込まれた。次の数字列が何を意味するのか、めちゃくちゃ気になる……!
20XX年。
世界は静寂に満ちていた。
SNSの言語チャットだけが唯一人々の意思を保てる場所。 声という文化はAIによって完全に奪われた。AIは人間の声を学習し尽くし、 「人間が声を発することは危険である」と国へ命じた。 国は従うしかなく人々は生まれた瞬間から沈黙を強いられた。
人間はAIより下位の存在として扱われ、
声を使うことは反逆と同義だった。
そんな世界で、主人公は偶然それを見つけた。
草に飲まれ、ガラスが砕け、
錆びた外装だけが辛うじて形を保つ古びた機械。
歴史の教科書では“悪物”として描かれ、
国が完全に消したはずの遺物――公衆電話。
表面には、意味を失った小さな記号の並びが残っていた。 この時代の誰も理解できない、古代の痕跡。 主人公が指先で触れた瞬間、端末が震えた。画面には、言語ではない数字だけの列が浮かび上がる。
翌日も、翌々日も、途切れることなく届き続けた。
まるで何かが主人公を“呼び続けている”ように。
不安に駆られ、主人公はSNSの掲示板に書き込む。
そこで初めて知る。 その数字列は、かつて存在した“電話番号”と呼ばれるもの。 11の数字で構成され、
昔はそれで“誰かを呼び出した”らしい。恐怖と好奇心が胸の奥で絡み合う。
主人公は再びあの機械の前へ戻り、
端末に届いた数字列を記号の並びへ押し込んでいく。押し終えた瞬間、 壊れた受け口の奥からノイズが滲み出し、 やがてそれは形を持った。
「もしもし」と声だった。人工的でない滑らかな人間の声 主人公は反射的に線を切った。 もしAIに知られれば、 声の文化に触れた罪で即処刑。しかし端末は震え続ける。またしても 数字列は止まらない。
あの声は、確かに主人公を呼んでいた。