零の体験談

注意書＿＿＿。

・初心者の為、誤字脱字がある場合が御座います。

・フィクションでは御座いません。

・所々あやふやな所が御座います。

↓其れでも良い方はどうぞ。

此の話は僕では無く、妹が夕方に体験した話です。

昔、僕の友人…仮にYさんとします。

そのYさんと僕と妹でかくれんぼをしようって事になり、見付けるのが妹で隠れるのが僕と友人になったんですね。

範囲を僕の家から近くの十字路迄としたんです。

それで妹が数えている間に僕とYさんは二人で同じ所に隠れていたんです。

数え終わり、妹は家の中、庭、田畑、小屋、車庫と探したんですが見当たらなかったそうで。

探しても探しても見付からなくて、最後にその十字路の所迄見に行ったんです。

其れでも見付からなかったそうです。

けど女の子の声が聞こえたらしいんですね。

女子中学生、小学生かの声で”此方だよ”等としたそうで、でも可笑しいんです。

その声がした方向はその十字路の真っ正面の道らしいんです。

その方向は三人で駄目って話をした範囲外の道で、流石にと家の方へと戻ってきたんです。

僕もYさんも戻ってくると居て、其れで妹はその話を僕達にしてきたんですよ。

でも僕達は小屋の奥に居たんです。

妹が来たと言っても、僕達は妹の姿を見ていないんです、来たことを知らなかったんですよ。

小屋は歩くとその音が響くので分かる筈なんです。

不思議だね、神隠しとか？ってその頃は笑い話になっていたんですね。

其れで今になってその話題が妹と僕の中で出てきて祖母にも話をしたんです。

すると祖母が”それは麗子さん(仮)だね”と言ってきたんです。

誰？と祖母に尋ねると。

とっくの昔に亡くなってしまって居る女性だそうです。

麗子さんは生前小学生の頃、母親から虐待を受けていたのを不憫に思った親戚に引き取られた矢先交通事故で亡くなってしまったそうです。

遊んで居た時間帯は夕方。

其れで神隠しにして寂しかったから妹を誘ってきたんじゃないか、と言う事らしいです。

あの時、妹が引き返していなかったらと思うと少々不安になります。

皆さんも夕方に知らない声が自身を呼んでいたりしたら気を付けた方が良いかもしれませんね。

END。