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Shunta×Jutaro
「わあ、雪や!」
舜太の声が弾む
「なあ、雪合戦しようや!」
柔太朗は少し考えたが、あまりに楽しそうにする舜太に付き合ってやってもいいかと承諾した
雪玉を作っては少し離れている所にいる相手に向かって投げる
潜むところを見つけては雪玉を作る作業をするが時折背中に当たり、雪玉が崩れて白く残った
「うわぁ!」
柔太朗がバランスを崩して転んだ
「大丈夫か!?」
舜太が慌てて駆け寄ると
「おりゃっ」
柔太朗は舜太の顔に思い切り雪の塊をぶつけた
「うわっやりすぎやって~」
雪だらけの舜太と、びしょびしょになった柔太朗
どちらともなく笑い、しばらくツボに入ってしまい2人で笑い転げた
「はぁ…はぁ…疲れた…」
「…ほんき…すぎる…」
笑い疲れて雪の上に大の字になる
冷たさがむしろ心地よいまである
2人は遠くの方から声が聞こえるのを感じて顔を見合わせた
「おーい、風邪ひくぞー入れよー」
リーダーの声だった
2人はその声に素直に従い室内に入ると、 年上達がタオルを持って待っていた
「え、ありがとう」
タオルを受け取ると
「風邪ひくからちゃんと拭け」
と少しだけ心配も滲んでいる事を察して
「「はーい」」
2人揃っていい子の返事をする
ちゃんと拭いて着替えて温かい茶まで出してもらい、舜太と柔太朗はすっかり温まった
体を動かして温まると、今度は眠くなるようで…
「あ、寝ちゃった」
「赤ちゃんか」
部屋には3人の笑い声が響いたが、2人は微動だにせず静かな寝息をたてるだけだった
fin.