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そんな話をした後だからということもあって、いざ旅館に着いて、まだ夕食までには少し時間があるからと温泉に入っても、一人なのがなんだか寂しく感じてしまった。
(チーフも寂しく思ってくれてるかな?)お風呂のふちに手を組んで顎を乗せつつ、ぼんやりとそんなことを考える。
だけど、不思議……。憧れの上司でしかなかった矢代チーフと、こんな風に付き合ってるだなんて……。
まだやっぱり嘘みたいにも、時々思ってしまう。
ミコ&リコが引き合わせてくれたのかな? だったら感謝しないとだよね。そうしてあのミコとリコのぬいぐるみみたいに、いつかは二人でお風呂に……。
……というか、お風呂もだけど、この後は彼とお泊まりなんだよね? なんて思ったら、経験がないわけでもないのに初めての時みたいに心臓の鼓動が早まって、のぼせてしまいそうにもなって、私は急いでザバッとお風呂から上がった。