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ドライヤーの冷風
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あれからは、色んな星を転々とした。前まで覚えられていなかった名前も(多分)全員分覚えたし、なによりちびっこたちがデカくなった。
俺の身長も越されたし。
いやぁ、なんか感慨深いな…
クロム「あっ!!いたいた、水素ー!!」
水素「んー?どした?」
おっ、なんか久々にクロムから声掛けられたような気がする。
クロムは鉄の例の件以前からいた元素で、例の件以降なんだか更に元気になったような気がする。
…無理してんだろうな。
クロム「あのねあのね、ヘリウムとネオンにきれーなお星様教えてもらったの」
クロム「来てきてー!!」
水素「おっ!?ちょ、待てって!!」
わわっ、すごい走ってってるぞ…!?
転ぶとか大大丈夫なのか!?…いや、まぁ平気か。
バナジウム「…クロム」
背後からバナジウムの声が聞こえた。
バナジウムも例の件よりも以前にいた元素だ。
バナジウム「そっちは違う方向」
クロム「え?…気のせいだよ!!」
バナジウム「…あの星は反対方面にある」
クロム「………てへっ☆」
水素「クロム???」
バナジウム「…私が案内しようか。」
クロム「いーの?ありがとっ!!」
バナジウム「…なんてことないよ」
…クロム、大丈夫かなぁ…()
__区切り__
バナジウム「ここだね。きれーな青い星」
光り輝く星の衛生星、太陽系のひとつに、クロムの言っていた星…地球があった。
隣には赤い星と黄色の星もあって、赤い方にはその昔生物がいたような痕跡もあった。
水素「…面白そーな星だな」
クロム「でしょー?割と文明も発展してそうじゃなーい?」
クロム「あの星もそろそろ移動するんでしょ?ここにしなーい?」
水素「ん~…ま、そうだな。いいぜ、距離もなんとかなりそうだし」
バナジウム「…そうしたら、帰る?」
水素「だなー。何回もごめんだけど案内できる?」
バナジウム「…了解。クロム、勝手にどっか行かないでね」
クロム「なんで僕!?そんなことしないよ~!!」
バナジウムが前を進み始める。
とにかく帰ろう…あ、クロムは迷子にならないように見てないとな。
水素「…クロム」
水素「無理しなくていいんだからな」
クロム「…………」
クロム「なんのことかな?」
全く、素直じゃないやつだなぁ。
そんなことを思いながら、俺たちはひとまずか帰った。
???2「…宇宙にいたぞ。3人」
???2「帰ったけど、多分戻ってくる。どーすんだ?」
???1「ふむ…ありがとうございます」
???1「でしたら国の設備を整えてくださりませんか?できる範囲で大丈夫ですから」
???2「了解…」
???2「…忘れてねーだろーな?」
???1「えぇ、勿論。ただ仲良しごっこする訳ではないですから」
???2「じゃあ、なんで歓迎するような素振り見せンだよ」
???1「…ですって」
目の前の男が嘲笑うように咳払いをする。
大袈裟に両手を広げると、彼は言った。
???1「…”原初サマ”方が…あの方たちが来るのですから」
???1「盛大にお迎えしなければならないでしょう?…アハハっ」
目の前の国王は、
上品に笑った。
コメント
3件
復習と面白い作品すぎるということでもう2周してたらコメントが遅れてしまった… 物理的に宇宙レベル過ぎて本当に根本からこの作品が凄すぎる……全キャラ(元素)に個性がでているのがもっともっと凄すぎて…!!個人的に酸素くんの健気さが大好きです💘 この作品を書いてる貴方と頑張ってる元素さんたちにBIGLOVEを…!💕💕
お疲れさまです…「星」を巡る旅、すごく味わい深かったです。 水素がクロムの強がりに気づいて「無理しなくていいんだからな」って声をかけるところ、優しくてジンときました。バナジウムも静かにフォローしてて、3人の距離感がいいですね。最後の国王の不気味な笑いも、伏線が張られた感じで続きが気になります! ドライヤーの冷風さん、素敵な世界観をありがとうございます🥀