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この世界は、異能力というものが存在する。そんな異能の力を扱える者もいれば扱えない者もいる。

そんな中、僕こと信樂 斗慎(しがらき とうま)は一応、異能力者の部類ではあるが、、、はっきり言ってくそ雑魚だ。下手すれば異能力を持っていない者と同等かもしれない。

斗慎「はぁ、、、。億劫だ、、、。」

最近、何事にも興味が無いのだ。やりたい事も無ければ、夢なんかもこれといって無い。本当に生きてる心地がしなくなってきてる。そんな倦怠感を抱えていると後ろから声をかけられた。

???「よぉ、信樂。おはよ。」

斗慎「あぁ、はよ〜。」

この声を掛けてきた男の名前は新田 翔斗(あらた かなと)。僕とは違って、学校でもモテてるし、何よりこいつも異能力者だ。しかも、僕より強い。 はぁ、、、。ちょっとキツいわ。この現実。逃げたい。

翔斗「相変わらず暗い顔してんなぁ。もっとシャキっとしろよ。」

斗慎「仕方ねぇだろ。お前といると劣等感が凄いんだよ。」

翔斗「いや、でもお前は、、、ん?」

斗慎「あ?どした?」

翔斗「いや、なんか向こうの方が騒がしくてな。 、、、悪い。ちょっと行ってくる。」

斗慎「ちょっ、、、!? おい! 、、、はぁ、全く。」

突然、翔斗が向こうへ行ってしまったので、仕方なく僕もついて行くことにしたのだった。

最弱の僕は〇〇をすると最強になります。

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