儚い白虎

フョードル達に連れて行かれる所からです！

腐注意！！

フョードル「もうすぐ着きますよ。」

速い足取りで進んでいくフョードルさんはなんだか急いでいるようだった。

敦「あの、フョードルさん。」

フョードル「フョードルで良いですよ？」

敦「あっ、フョードル、どこに行くの？ 」

ゴーゴリ「我々の事務所？さ！」

シグマ「事務所じゃない。」

ゴーゴリ「あれっ？間違えちゃった！」

フョードル「とにかく、急ぎますよ。」

敦「なぜそんなにも急いでいるの？」

フョードル「貴女を取られるので。」

取られるとは？けれど、その時の僕はこれ以上は聞かない方が良いと思いました。

フョードル「着きましたよ。」

ゴーゴリ「じゃあ私は用事があるからここで退散するよ！」

フョードル「分かりました。」

シグマ「私も。」

フョードル「分かりました。」

フョードル「…二人きりですね。」

敦「…あの、それで僕に何の用？」

フョードル「探偵者を裏切って僕ら天人五衰に入ってもらいます！」

敦「え？？」

フョードル「もちろん僕と同じ部屋です。」

敦「ごめん、僕は探偵者を裏切るなんて、出来ない。」

フョードル「困りましたねぇ。」

フョードル「敦さんが僕に逆らえば…」

『探偵社員全員⚪しますよ？』

敦「！？」

敦「それだけはやめて！！」

敦「…分かった…入る。」

フョードル「…💕」

フョードル「貴女ならそう言うと思いましたよ。ﾆｺ」

敦「ｯｯｯ…」

その時の僕にはフョードルの笑顔がとても幼く、それでいて魔人の用にも見えました。

敦「そういえばフョードルは僕のどこを好きになったの？」

フョードル「よくぞ聞いてくれました！」

フョードル「色々理由はありますが、まぁ、一目惚れですね。」

フョードル「初めて貴女を町で見かけた時、運命を感じました。 」

敦「///」

フョードル「可愛いらしい」

フョードル「そういうとこも大好きです！」

敦「あ、ありがとう…ござい、ます///」

フョードル「ｯｯｯ💘」