あなたは人より感受性が豊かなのよ
あなたは優しい子ね
あなたはちゃんとしているわ
あなたは真面目でいい子だわ
あなたは……..
今までの人生、何にもしてこなかった。
だから今があるのだ。因果応報、だから何もない。私は今、地下に閉じ込められている。意識も繋ぎ繋ぎだ。さっきまでの記憶がない。なぜここにいるんだ。助けを呼びたい。助けて欲しい。
だが、私は今まで何もしてこず、
あーそういえばいたねそんなやつ
程度の扱いであった。仲が悪いわけではないが、
遊びに誘うほどじゃない。
同じ班になるほどじゃない。
こうして、私は助けを求める人もいない。いまさらになり、自分を殴りたくなってきた。
いつからだろう。こうなったのは。
小学生の頃、私は国語が得意だった。唯一の趣味であった、読書がよかったのかもしれない。感情を読むのが好きで、それゆえ空気を読むことがとてもできた。割と自信もあったし、暗記することがないから楽だった。算数は嫌いだった。数字を見ることさえ出来なかった。理科も社会も、私のような脳の容量が少ない人間には向いていなかった。私は従順に先生に従うただの肉であった。中学生になり、国語にも暗記が入った。結果、みるみるうちに成績は落ちていった。空気を読むことも、この年になればみんなできるようになっていた。何もかも普通で平凡な生徒。それが私だった。
あれは修学旅行のときだった。私は誰とも平等に接した。結果、私だけが部屋割りに溢れた。全員が来てもいいけど…という態度なことは、私でもわかった。結果私は支援学級の生徒と同部屋、同班になった。楽しさなどなかった。早く終わってしまえと願い続けた。いつでも私は余る、この世に要らない人間だった。
私は人と関わることすらできなくなった。不気味な怖がらせる、不安がらせることしか考えていない曲と歌詞が、耳に馴染んでいた。高校は行かなかった。2年遅れて、通信制の学校に入った。無理やり単位をもらった。働こうと思った。働いて、自分を捨てようと思った。社会の歯車になりたかった。
だが、私にあう歯車など一つもなかった。
引きこもり、誰とも口を聞かず
ついに先日家を追い出された。
私は、ここに死ににきたのだ。
腹がなった。飯が欲しい。死にたくない。生きていたい。せめて誰かの役に立ちたい。頼むから許してくれ。何もしなかった私を。世界の無駄であった、要らない私が。役に立てたら、最高じゃないか。
私は、役に立つ方法がわかった。
私は岩にもたれかかり、目を瞑る。
今まで迷惑かけてごめん、母さん。
こんな俺を許してください。
私は今、初めて何かを起こそうとしています。
頑張ったよ、俺。
もう、体温はなかった。
○○がいなくなって3日が立つ。
捜査するこっちの身にもなってほしいってもんだよ、まったく。本当に、迷惑なやつだねぇ。
○○がいない世界に未練はありません。
追い出してごめん。
お母さんを許して。
うわっ!なんじゃこりゃ!
人の死体!?工事が長引きそうだな、こりゃぁ、、、、
すいませんでした。
誰も幸せに出来ず、
ただの自己満足になってしまいました。
私はやはり
人間に向いていなかったのです。
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