「本当にこれでよかったんですか?」
「これがよかったの!初めて花月を独占できた。」
水族館からの帰り、だいぶ日が沈み元気になった桃瀬さん。
今日一日は彼氏彼女ということで、手をつなぎながら歩いている。
男の人の手って温かくて大きいんだなあ。
「手、どうかしたの?」
「手…つなぐのってなんかいいなって思って…。」
「もう!そんなかわいいこと言わないで。ねえ、もう1つだけお願い、してもいい?」
「お願い…?」
「僕のことも…名前で呼んでほしい。あと敬語はなし!」
そっか…そういえば桃瀬さんだけ名字で呼んでいたんだ。距離感があったように感じていたのかな…?
「えっと…奏…さん?」
「奏でいいよ。ありがとう…花月。」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!