工場にいた人達の話も聞けた
本当にいい人だったんだなって思った。
不慮の事故冴えなければおじさんは
今でもあの人達と一緒に汗水流して働いていたのに。
そう考えると憎んでしまう。
私が憎んでもおじさんがその人達を許してるからもう終わったんだなって思った。
友達「大丈夫?」
私「やっぱり、あの人達を許したくない。」
友達「え?」
私「おじさんだってこれからの未来があったんだよ それなのに堂々と生きてるって考えられる!? 私が同じ立場だったら嫌だよ
これから沢山の事を学んだり楽しい事もあった のにさ、、、、、」
おじさん「わしはそう思ってくれる人が1人でも
居てくれた それだけで嬉しいよ。
妻を早くに亡くしたから妻の元にやっと来れて
嬉しいのもあるだからその人達を許したんじゃよ。 大切な人が大切な人と居られる幸せって大事だから」
おじさんは大人の考えだ。
私は人を恨んだり憎んだりするだけで
おじさんのような心の広い持ち主では無い。
おじさんがそれでいいならいいと素直になれない。
家族を早くに失くした辛さがおじさんには
あったそういうことを知らない
私は何をしてたのだろう。
友達「おじさんは今の(私)を望んでないと思う」
私「え?」
友達「おじさんがあんたに伝えたかった事。」
私「私に伝えたかった事?」
友達「どんな人間にも誤ちはある
だけどそれを憎んだり恨んだりする事じゃなく 前向きに考えた方が人生楽しいと思うって事」
おじさん「お友達さんが正解じゃ。
わしは恨んだり憎んだりするよりも前向きな考え
の方が人生何があっても楽しいと考えておる
わしが助からなかったのもそういう運命じゃよ。」
私「おじさんは強いんだね、私には分からないや。」
友達「(私)!!どこ行くの!!」
私「来ないで!!」
私は私の中の自分を見失ってしまっていた
親友が言っていた言葉を思い出した。
“自分の人生の事も考えないといけない”
確かにおじさんの事ばかり考えてしまっていて
自分自身を見失ってしまっていた私には
誰かの為に役に立つよりも誰かの何かを
見失う事にも繋がるのではないか……と。
帰ってちゃんとおじさんとも自分とも向き合おう
そう思った。
続く
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