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次の日
璃音のおかげか、すっきりした気持ちで朝を迎えることができた。
「月、おはよ」
「あ、恋雪ちゃん」
私は親友である恋雪ちゃんには話しておくべきだと思い、昨日のことを全て話した。
「えー!なにそれ最低!あー。私がいれば月を助けられたのに」
「それなら大丈夫だよ」
「え?」
「璃音が助けてくれたの」
恋雪ちゃんは一瞬何かを考えるようにした後、はっとしたように
「璃音って月のこと好きなんじゃない!?」
と言った。
「もう。璃音とはただの仲のいい友達だよ」
いつもの弁解をした。
「そんなこと言ったってさ、月は璃音の行動にキュンとかドキッとかしたことないの?」
うーん。そんなこと初めて聞かれたな…
「あ。」
「あるの!?」
「うーん、あるっていうか、私と璃音が指輪交換した時にね」
「は!?ちょっとまって。その話初耳なんだけど。」
私は恋雪ちゃんに指輪交換の話をした。
「月、これで確定だよ。璃音はあんたのことが好きなんだよ!」
「なんで?」
「知らないの?校外学習で自分で作った指輪を交換した二人は結ばれるっていうジンクスがあるんだよ!」