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「すげえ!」
「いいから早く出して!」
「おい圭太、すぐ出すなよ。先輩の意地を見せてやれ」
「無理」
陸の茶化しに答えた途端、圭太はうっとうめいた。射精させるまで五分もかかっていない。彼女は慣れたように圭太の性器から避妊具を取り外して陸に見せた。
「ウケる! それしか出なかったのか」
「毎日出してて溜まる暇がないからだ!」
ムキになって反論する圭太に代わって、雅人がソファーに仰向けになった。すでにパンツまで脱いで、圭太より少し大きめの性器をカメラの前にさらしている。撮影係は圭太に代わったようだ。彼女は一度雅人のものを口に含んでから、やはり慣れた手つきで避妊具を性器に装着した。
「入れていいぞ」
「分かった」
さっきから〈入れる〉だの〈出す〉だの何のことだろうと思ったら、〈入れる〉とは性器の挿入のことで〈出す〉とは精液を出すという意味だった。
「雅人さん、挿れますね」
圭太のときと同じように対面騎乗位で二人の性交が始まった。彼女はふたたび激しく動き、二人の荒い息づかいが部屋に響き渡る。
「雅人さん、早く出して!」
「まだだ!」
「早く出して!」
彼女の動きがさらに激しくなった。雅人の上でぴょんぴょん飛び跳ねているように見えるくらい。雅人の性器は機械で製造される何かのように彼女の中に吸い込まれてはすぐに吐き出された。結局圭太よりは粘ったが、雅人も十分かからず射精に追い込まれた。
雅人はそそくさとソファーを離れた。三人掛けのソファーに一人で座っている彼女の方へ、陸が近づいて話しかけた。
「気持ちよかったか」
「あんな短い時間じゃ気持ちよくなれないよ」
「そういうときは少しは男の顔を立てる返事をするもんだ」
「そんなこと言ったって、圭太さんと雅人さんが早漏なのは本当のことだし――」