魔女とメイドの二人の夜はどんどん更けていく。
ふと疑問に思ったことがあることをメイは思い出したようで聞く。
「どうしてこんなとこに住んでるの?」
魔女は視線をそらし哀しげに、
「私は化物なの だから化物らしく振る舞っているだけ」
メイは違うと思い、静かに否定の言葉を述べる。
それは一人悲しく生きることが何よりの復讐だと思い、生きてきた魔女にとって救いかは分からない。
それでも、メイは救いだと信じたかった。
それに答えるように魔女は少し驚いたあと微笑む。
「ありがとう」と。
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