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おお……「紫赫」、言葉の一つ一つが重くて美しかった……! 特に「死にたい僕は今日も息をして 生きたい君は明日を見失って」の対比が胸に刺さりすぎたよ。お互いに相手の命を願いながらすれ違うような切なさがあるよね。赫が「紫には生きててほしい」って願う優しさも、紫が「赫がくれたように」って思う気持ちも、どっちも本物で泣ける。詩みたいなリズムもすごく好き。続きが気になるな……!
ユリイカノンさん「だれかの心臓になれたなら」
今回から色でいきます
紫赫
紫side
紫「ねぇ、赫?きいてくれる?」
赫「なに?」
紫「こんな世界と嘆く、だれかの生きる理由になれるでしょうか」
赫「なれるよ」
紫「…そっか」
赫は優しいなぁ
紫「これは僕が今、君に贈る最初で最期の愛の言葉だ」
紫「なぁ、街も人も歪み出したよな?」
赫「あ、ほんとだ」
化け物だと気付いたんだ
欲動に巣食った愚かさも
赫「全てがこの目に映る」
シアトリカルに手の上で
赫「誰も彼も踊らされる」
紫「生まれた意味だって知らぬまま形骸化した夢は錆びついてしまった」
赫「愛をください」
きっとだれもがそう願った
紫「愛をください」
そっと震えた手を取って
愛をください
赫「心を抉る醜いくらいに美しい愛を」
紫「こんな世界と嘆くだれかの生きる理由になれるでしょうか」
赫「いつか終わると気づいた日から死へと秒を読む心臓だ」
紫「ねえこのまま雨に溺れて藍に融けたって構わないから」
どうかどうか
紫「またあの日のように傘を差し出し笑ってみせてよ」
赫「もしも夢が覚めなければ姿を変えずにいられた?」
紫「解けた指から消える温度」
赫「血を廻らせるのはだれの思い出?」
紫「雨に濡れた廃線」
煤けた病棟
並んだ送電塔
赫「夕暮れのバス停もそうだ」
紫「それに止まったままの観覧車も」
赫「なにもかもがおかしい!」
紫「机に咲く花、君の声も何もかも最初から無かったみたい」
紫「死にたい僕は今日も息をして」
赫「紫…?」
紫「生きたい君は明日を見失って」
赫「やめて!紫…!」
紫「なのにどうして悲しいのだろう」
いずれ死するのが人間だ
紫「永遠なんてないけど」
赫「思い通りの日々じゃないけど紫には生きててほしい」
脆く弱い糸に繋がれた
紫「次の夜明けがまた訪れる」
どんな世界も君がいるなら
紫「生きていたいって思えたんだよ」
僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ
紫「いつしか君が、赫がくれたように」
僕も、いや俺もだれかの心臓になれたなら
赫の分も生きてやる!