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小学校の最後の夏、学校の鳥居の前まで来た。後輩が七不思議なんて回ろうと言い出すからどうしようかと思ったが…
今ならわかる。俺は今から何をすべきなのかを
全てはこれからの俺の人生のため。
そして一族のため…
コツン…
足になにか重いものが当たった。
「これは…?」
刃の部分に血のような赤いものが付着した鎌だった
無意識に背筋に寒気がした
ここには立ち入っては行けない、触れちゃいけない気がした
「おーい!なにやってんだ?はやく七不思議解明しよーよ」
後輩が後ろから俺の顔を覗いて様子を伺ってくる
「…やっぱり帰ろう。七不思議なんてない」
「えー!なんでだよ。らだぁらしくない」
「さっさと帰るぞ。ばーか」
後輩はケチーと拗ねながら俺らは家に帰った
あれは一体なんだったんだろうか…?
もうあそこには行かないだろう
2人が帰ったあとの静まった神社に、静かに笑う声が
『もう悪さすんなよ〜』
「…?」
「何してるのらだぁ。早く帰ろー」
「わかったわかった」
こうして呪いの連鎖は途絶えた
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【解説】
ブロマガ「(短編)正義感に満ち溢れた少年の選択」より。
呪👹2事件後、時空の歪みの狭間からやってきた小学校教師が、過去に戻って少年たちをここで止めて、呪いの連鎖を止めることが出来たら…?のIf世界線です。
実際に少年たちが今後の将来、呪いから逃れられるか、はわからないです。