テラーノベル
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※莉犬くんの過去に触れています。
夢を見た。
とてもとても、長い夢。
お母さんに言われた。
「生まれて来なければ良かった…っ!」
「ごめんね…。」
泣いてた。
昔の夢…かな。
「女の子なんだから女の子らしくしなさい」
………っ!
俺は…、女?
気持ち悪い…っ気持ち悪いっ!
「っ!はぁっ…はぁ…夢、か…」
俺は、女じゃない…、大丈夫。
「…。お腹…、空いた…って、今何時…?」
時計が指すのは5月の23日。夜中の11時50分。
「まだ、全然夜中じゃん…」
そう思って、布団に入ったのはいいものの…、
「…眠れない」
ピロン
LINE…来てる
なんでこんな時間?
送り主は…、ころちゃんか。
また変なドッキリでもやってんのかな…。
『莉犬くんへ!ハッピーバースデー!!今日は最高の1日にしよう!』
今日って…、5月24日…?
そうだ、俺の誕生日だ。
『莉犬!お誕生日おめでとう』
るぅちゃんからも。
メンバーたちは、優しい。
ジェルくんは、寝てんのかな?
ピンポーン
誰だろ?
「はーいって、ジェルくん?!どうしたのこんな時間に!」
「莉犬、誕生日おめでとな〜!」
ジェルくんはLINEじゃないんだ。
突っ込みたい所だけど、ジェルくんの優しさを受け取っておこう。
「あ!ジェルくん、抜け駆けはいけないぞ!」
「そうですよ!」
ころちゃんと、るぅちゃんまで。
やっぱり…、
「みんな、ありがとう!」
next… ♡500くらい
ぐっばぁい
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