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大したものである。
夢を捨ててもなお現実に生きることはしない。反面教師というものだろうか。しかし、それは何も知らないからこそ出た単語であり、私たちにはそれを言う権利すらないのである。
犬が猫の子に文句を言おうと、猫の子には猫の子の理屈があるのは当たり前であり、言わずとも皆わかる。
現実、人間は戦争だの何だの同族嫌悪しているクセに、その応用が効かない生物だ。
コメント
2件
うんちあざす
榎葉さん、読了しました。この「短詩」、とても静かで鋭い一編ですね。 「夢を捨ててもなお現実に生きることはしない」という一文に、ぐっときました。夢を手放した先にある「現実」すらも拒むという、その諦念と潔さの同居した感覚。そして「私たちにはそれを言う権利すらない」という一文で、読者である私も含めて、安易に他人を評価できない立場に置かれる感じがしました。 最後の「応用が効かない生物」という締めも、人間の矛盾を突いていて、考えさせられます。短いながらも、ずしりと重い余韻が残る作品でした。