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『雨の日』
短めの連載です。
主人公はさとちゃんとジェルくん
生徒会の話かな、?
さとみ(猫)
猫でもあり人でもある。心を許した人間にだけ、人になることができる。
人が嫌い。
橙山 ジェル(人)
苺坂学園生徒会の会計。さとみを拾い育てている。るぅと会長のパシリらしい。
人は好き。
紫尾 ななもり。(人)
苺坂学園生徒会の副生徒会長。生徒会長より真面目で皆に好かれている。たまに意地悪。
人は好き。
浅黄 るぅと(人)
苺坂学園生徒会の生徒会長。書記と会計にだけ、暴力という名の指導をしている
人は苦手。
青星 ころん(人)
苺坂学園生徒会の書記。バナナが大好きでいつもポケットに忍ばせている。それを会長に怒られる。
人は好き。
赤藤 莉犬(人)
苺坂学園生徒会の書記2。ころんだけじゃ心配ということで無理やりやらされた。
人は苦手。
ポツポツと地面を叩く雨の音。
その地面を踏みながら走る自身の足音。
梅雨という憂鬱な季節の、
一番好きな場所。
ふと、突き当りの塀の下を見ると、
雨の中の段ボールの箱の中に、
何かが居た。
その何かが、今まで俺の生活をひっくり返した。
ゴソゴソと動いた何かは、
小さな小さな子猫だった。
その瞳の色に俺は惹かれたのだ。
見たことのないくらい綺麗な
瑠璃色の瞳が、
『は“ぁぁぁあ、!!』
大きな溜め息が、生徒会室の中から聞こえる。
深く深く太い溜め息。
その声の主は、アイドルと言えるほどの
顔の整った少年だった。
髪は黄色に染められ、瞳はカラメルのような甘い色。
生徒会室に見合わないほどの、問題児のような容姿。
彼は、るぅと。
この、市立苺坂学園の正真正銘な、
生徒会長だ。
彼は話を続ける。
生徒会室の前を通る生徒は、
中から聴こえる声に内心ビクついていた。
『あの、チ☒毛何処にいるんですかッッ』
本当に生徒会長なんだろうか、
曇った目を、青い髪の少年に向ける。
彼は、ころん。
この学園の生徒会書記だ。
ブルーハワイのような水色髪に、
晴天のように輝く青い瞳。
そんな容姿に似つかなく、
バナナを貪っている。
真面目なものはいないものか、
美少年とは思えない、ヤギボイスが響く
『まぁまぁ会長、バナナでも眺めて落ち着いて、』
そう言い、ポケットから食べかけのバナナを出す。
圧を与えられたためか、
少し折れている。
それをるぅとは、汚物のように見つめ、
『食べかけを人にあげないでください』
そう叫ぶ。
それよりも先に、バナナをポケットに入れるな。とか、
バナナを学校に持ってくるなとか、
言うことは他にあるだろう。
そんな中、ぬッッっと、犬耳の生えた影が見える。
その先を見ると、
赤髪に、黄色と紫の瞳の、少年が、
鬼の面を被ったようにして立っていた。
怒るように彼は言う。
やっと真面目なものが来たかと思ったのもつかの間、
『俺の、苺オ~レ誰かのんだ、?』
期待はなくなった。
彼の名前は、莉犬。
ころんと同じく、初期の役割を持っている。
prologue終わり。
変なとこでごめん!!
ぐっばいび、!
次回♡50