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華虎学園にて。


練習終わり。体育館に座り込む。


「 … 」


上手くいかない自分のトス。上手くいかない事ばっかり。だけどこんなのもう慣れっこだ。


上手くいかないのは何時もの事。じゃあそれを克服すれために何をすればいいんだろう。


考えれば考える程何にも分かんなくなる。


「 けいと。 」


名前が呼ばれた。その声の主は伊田英太朗だった。


此奴は中学の時から一緒で高校も一緒だ。



「 んお、おつかれ。どうした。 」


「 いや~別になんもないけどさ、ちょっと思いつめた感じだなって思って。 」


「 思いつめたって…なにが… 」


「 こないだの燕帝山の練習試合からそんな感じだよ。…漱のことでしょ?どーせ 」


「 ど、どうせってなんだよ?!俺の中では深刻な…! 」


「 わかってるよ。俺はけいとと漱のいざこざも見て来てるし。確かに漱は環境が変わって色々変わってた。変化してた。 」


「 …あいつは… 」


「 ん? 」


「 あいつは…セッターとして…俺よりも優れていて… 」


「 …それはどーかな…俺の中ではずっと中学んときからずっと見て来たけいとのセットアップ、

安心するし、安定してるけど… 」


「 でも…それは身内だけの話に過ぎなくって… 」


「 身内だけだっていいじゃんか、別に今世界の知んない人と試合してるわけじゃないんだし。

ずっと一緒に居る兄貴だっている訳じゃん。これほど強くって自分たちの事を分かってるチーム、そんな無いと思うけど。 」


「 英太朗…ありがと。 」


「 ん。お元気になったなら良かったデス。 」


こうやって成長するんだろうな。的確に生きるには、修正が必要だから。










燕帝山 高校 排球部 の 日常  68話~

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