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数年後
ジュピター「友達と遊んでくる!」
国王「あぁ行ってらっしゃい」
ケン「ボールで遊ぼ!」
国王「ジュピター、ケンが遊びたいらしいよ…連れて行ってあげてくれるかな?」
ジュピター「あーいや…今日は走ったりするし、的当てとかするから今日は無理だな帰ったら遊ぶよ」
ケン「ボール…」
国王「行っちゃったね…帰って来るまでパパと遊ぼうね」
執事「国王、急ぎの用事がありまして…」
国王「急ぎ…分かった…ケン、悪いけど…しばらく一人で遊んでてくれるかな?………それで急ぎの仕事って?」
執事「それなんですが…庭が今………」
ケン「………一人でコロコロ〜…」バシャッ
ケン「冷たい…!」
メイド「あらやだごめんなさいね、手が滑って」
メイド2「絶対わざとじゃーん!みて〜ビショビショ、こんなのがこの国のお姫様とか嫌なんだけどー!」
ケン「………」ダッ
メイド「どこかに走って行った…」
メイド2「もう帰ってこなくて良いよ〜」
ケン「シクシク…シクシク…」
岩じい「何じゃ…?こんな子供がこんな所にいたら危険じゃ…早く帰りなさい…」
ケン「…?君は?」
岩じい「わしは岩じいじゃ、ん?坊やは…フォッフォッフォ…これはこれは魔法界のお姫様じゃないか…初めてお目にかかるが…噂通り、可愛いのぉ…何で泣いておったんじゃ?迷子になったのかの?」
ケン「僕もうお家帰らない…」
岩じい「そうか…何かあったんじゃな…それなら…わしと一緒に来ると良い、わしの家で…ゆっくり休むと良いよ」
ケン「いく!」
岩じい「フォッフォッフォ、元気が出てきたようじゃな…行こうか」
次の日
国王「岩じい…!すみません、ケンを見てませんか!」
岩じい「国王がこんな所まで…確かにケンはここにいる、じゃが…ケンは家に帰りたくないと言っておってな…何かあったじゃろう?話してみなさい」
国王「いえ…私には何も言ってこなくて…今日、ちゃんと話そうと思います…」
岩じい「心当たりもないのか…?いつも子供を見ていない…なんて事はないじゃろうな?」
国王「…もしかしたら…ママがいなくなって寂しいのかも…しれません…」
岩じい「まだ帰っていなかったのか…」
国王「はい…」
岩じい「ふむ…分かった…君を信じて、一度ケンを帰そう、じゃが…またこんな事が起こらんよう…気をつけてやってくれ…ケンは、ビショビショで凍えていたんじゃぞ?」
国王「気をつけます…」
ケン「…パパ…?」
国王「ケン!あぁ…良かった…さぁ、帰ろうか…みんな待ってるよ」
ケン「ん…」